ずいぶんと日差しが柔らかくなってきて暖かくなってきましたね。
我が家の庭にも春の変化が出てきました。冬の間に息をひそめていた植物たちが、新芽を付き始めました。
綺麗な新緑の新芽を目にすると春だなぁと感じます。
春の訪れとともに、目の痒みと涙、場合問わず突然襲ってくるくしゃみ。
鼻のかみすぎでひどい顔・・もう外には出なくない!花粉症に悩まれてる方も多いのでは?

さて、家のことを書いているこのブログですが、今回は少し変化球。

今回は家が建つまでのお話です。

マイホームを建てるには土地が必要ですよね。まずは土地探し

マイホーム計画を決めた多くの方たちがまず手始めに始めるのが「土地探し」だと思います。

多くの買い物がそうであるように、欲しいと思ったものはスマホのアプリを開いて、ショッピングサイトで検索・・・数えきれない種類の商品があっという間に自分の手の中に。とはいかないのが「土地」です。
土地探しは私も結構大変だった記憶があります。

土地探しいったい何をどうしたら?

マイホームへの最初の第一歩でもあり最初に壁にぶち当たるのが土地探しかと思います。
土地探しを始めたのはかれこれ7.8年前の話になります。
記憶も薄くなりつつありますが私の経験も交えながら土地探しのヒントになっていけば幸いです。

まずは、理想と土地を見つけるためには、事前準備や土地探しのコツをおさえていくことが肝心です。

①事前準備

②エリアと予算を決めておく

③希望条件に優先順位をつける

土地探しから土地購入までの流れを知る

この3点をおさえましょう。

①エリアと予算を決めておく

土地探しで一番重要となるのがエリアと予算です。                       マイホームを建てたいエリアと土地にかけられる予算を最初に決めておけば理想と土地を探す近道になります。
エリアを決める際には、通勤しやすいところや、スーパーやドラックストアなど周辺環境が整ったところ、お子さんがいらっしゃる場合は幼稚園や保育園の場所や病院、その土地の校区の評判なども調べてみるのをおススメします。

また複数の候補をピックアップしておくのがおすすめです。
予算は土地にかかる費用だけでなく、注文住宅の建築費や手数料、税金なども考慮する必要もあります。エリアと予算を決めたら、設定した予算が希望するエリアに合っているのが検証することも大切です。

②希望条件に優先順位をつける

土地に求める希望条件を考えることも重要です。
立地や周辺環境の希望条件だけでなく、将来に実現したい暮らしも求めて具体的に考えましょう。ただすべての希望を満たす土地を見つけ出すのは奇跡に近いです。優先順位をつけておきましょう。

希望条件を事前に整理して家族で共有しておけば、候補の土地が出てきたときに判断しやすくなります。

③土地探しから購入までの流れを知る

全体の流れについて知っておくことも大切です。

土地探しから購入までは以下の流れで進みます。

土地探し

買い付け証明書の提出

住宅ローンの事前審査

土地の売買契約締結

住宅ローンの本審査

金銭消費貸借契約締結

土地の引き渡しと所有権移転登記

土地探しに掛かる期間は3か月から1年程度です。

希望の土地が見つかったらすぐに「買いまーす!」と購入が出来て自分の土地になるものではなくて、上記に挙げたような手続きを踏んでからやっと晴れて「自分のもの」になるわけです。

実際にどうやって探せばいいの?

土地探しの方法は以下の5つです。

①インターネットで探す

②自分の足で探す

③不動産会社に依頼する

④ハウスメーカーに依頼する

⑤銀行に相談する

インターネットで探す

不動産情報サイトや不動産会社のHPにアクセスして土地を探します。ネット検索のメリットは、時間がなくても、様々な条件の絞り込みが出来きること。手軽に調べられることと情報量が多いことです。ただしネットの情報が最新情報とは限らないことと、ネットには載っていない非公開物件もあること、ネットだけがすべての情報とは限らないので、ほかの方法と合わせて探すのをおすすめします。

フォレストは不動産事業部もあるため、姫路市西部の土地情報も豊富に教えてくれます。
スーモやアットホームのように、重複して同じ物件が出てこないので見やすいです。まずはネットで探したい方におすすめ。チェックしてみてくださいね。

自分の足で探す

これは私が実際にやった方法です。これだけインターネットが普及している世の中で、「自分の足で探す」とはなんともアナログですよね。「捜査は足で稼げ!現場100回!」などと新人刑事に言い放つベテラン刑事のようなセリフですよね。私の場合、だいたいこのエリアがいいなと、希望のエリアが絞り込めていたこと、比較的に時間があったので出来た方法だと思います。ただ自分の足で探してみて、実際に売地を見つけることはあまりなかったのであまり効率的ではないですが、実際に歩いてみることで、得るものは大きいです。その土地を知ることが出来るからです。

思っていたより細い道や入り組んだ道が多かったら車の出入りが大変だなと想像をしたり、新興住宅地が多かったら同世代の家族が多くてにぎやかそうだなとか、ネット上の検索では知りえない情報を自分の感覚で得ることができます。歩いていると、素敵なお家に目が留まります。こんな風にしたいな、この家素敵!そんな風にマイホームのイメージを作ることが出来たのもとっても楽しかったです。

展示場のモデルハウスもいいけれど、実際に暮らしている家を見てみるのが一番イメージが湧いてくると思います。                        

不動産会社に依頼する

不動産会社に売買仲介を依頼して土地を探してもらう方法です。

エリアを熟知している不動産会社に依頼をすればその土地の雰囲気や最新情報まで詳しく教えてもらうことができます。非公開物件を紹介してもらえることも。

ただし、会社によって得意分野が異なります。依頼する会社の実績などもよく調べてから依頼をしましょう。

フォレストの不動産事業部にいらっしゃるお客様は9割がマイホームを検討している方です。そのため、家を建てるなら…の目線で土地を提案してくれます。中古住宅でも、解体して注文住宅を建てるという手もあります。土地にかかる費用もすべてまとめて計算してくれるので、総額が分かりやすいのが嬉しいですね。

ハウスメーカーに依頼する

建築を依頼したいハウスメーカーが決まっている場合は同じハウスメーカーに土地探しを依頼する方法もあります。

注文住宅の建築から一貫して依頼が出来るので、希望の間取りやプランを実現できる土地を探してもらうことができます。土地と建物に合わせた総予算のバランスもとりやすいです。

ただ、あくまでもハウスメーカーは「家を建てる」ことに特化しています。実際、私たちフォレスト不動産にもハウスメーカーの方が「このエリアに40坪の土地ありませんか」と相談に来られることがあります。

すべてお任せ出来て楽なイメージもありますが、まずは信頼できるハウスメーカーを見つけるのに時間がかかることもあるのであしからず。

土地さがし。

私の土地探しを振り返ってみると・・

土地が見つからない!低迷期がありました。


条件にあう土地がない、見つからない。もう家建てなくてもいいかとか、建売にする?マンションでもよくない?とか夫婦でも意見がぶつかりあって「こんなんじゃ一生家建てられないよ!」そんな険悪なムードになったこともあります。今思えばもう少しこだわりを緩めて広い視野で見てみたらよかったかなと思います。


私の場合のこだわりはというと、第一に考えたのは子どもの学校のことでした。子どもが小学一年生。学校生活をスタートさせてしまっていたので、新居を建てることによって子どもを転校をさせたくなかったのです。「今住んでる校区」で。これが第一条件にありました。
そしてこの条件が土地探しを難しくさせていました。私たちの条件に合致するものがない!でも転校はさせたくない。どうしよう!の堂々巡りですよね。

ある日の娘の一言で変わった土地探し

ある日、娘が「転校?大丈夫だよ」と。
娘の一言でこだわりを緩めることができ、希望エリアを広げて無事に他の条件に合った土地に巡り合うことが出来ました。

「大丈夫だよ」と言ってくれた娘は小学校二年のタイミングで転校となりましたが、子どもは親が思う以上にしっかりしているし、適応力に優れています。あれ?私って転校生だったんだっけ?と言うくらいにしっかりと学校生活に馴染み、友達も作り、経験も積み楽しい小学校生活を送ることができました。
マイホーム作りをされる世代の多くは小さなお子さんをお持ちだと思います。

子ども中心に考えるのは親心。

けれど一生涯暮らすことになる家。

一生の中でお子さんが学校生活を送るのはその内のなん分の一でしょうか。

大切なお子さん、出来るだけ嫌な思いはさせたくないし良い環境にしてあげたい。それが子を思う親の気持ちとしては当然なのですが、私の場合はあまりに手前のことに囚われすぎてこだわり遠い先のほうが見えなくなっていたと思います。

視野が狭くて頭がカチカチ状態。
私たちの「土地探し」のこだわりは子どもの学校のことでした。そしてそのこだわりは、子どもの一言で緩めることが出来ました。みなさんそれぞれのこだわりをお持ちだと思います。もちろん変えられないこだわりもあります。周辺環境や道路状況、災害リスクなどは緩めることが出来ない条件になります。
けれど見方を変える、他人の意見を聞いてみると、もしかしたらそのこだわりって緩めることが出来るかもしれないです。

「妥協する」と言うとネガティブな聞こえになりますが、こだわりを緩める、見方を変えてみる。そしたら案外理想の時に巡り合うことが出来るのではないでしょうか。

土地を探していた頃をとても懐かしく思います。一番気にかけていた当時小学生だった娘も今は中学一年生。すっかりしっかり生意気になりました。
土地探しの思い出とともに、この家が建つ前のことを色々と思い出しています。土地購入後から家が建つまで・・またそんなこともブログで書いていけたらなと思います。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

〈自己紹介〉
6年前、長い長い家づくりの迷路で迷子になっていた頃に、
”幸せを創造しつづける”を理念にしているフォレストと出会いました。
「マイホームは建てて終わりじゃない、むしろこれからがスタート」に気づき、
将来を共にするパートナーとしてフォレストを選び、ここで建てようと決心。

我が家は20年、30年、その先も長く過ごすものです。
自分自身の体験を通し、多くの人にWBHOUSEを知ってもらいたいと思い、
フォレストの発信をサポートをしています。

家づくりを始める皆さんに読んでいただけたら嬉しいです。

姫路市在住。夫と子ども二人と猫とWBHOUSEに暮らして6年目。
好きな言葉はシンデレラフィット、嫌いな言葉はデッドスペース。
整理整頓と時々断捨離、収納やインテリアを工夫しながら日々の暮らしさを模索中。

文責 チム