姫路でWB工法を採用した家づくりを行っている、WBHOUSE歴8年目のフォレストのちむです😺

家づくりの間取りを考えるとき、みなさんはまずどこからイメージしますか?
「リビングは広くしたいな」「キッチンは使いやすくしたいな」…きっと最初に思い浮かぶのはこのあたりですよね。

そして、その次くらいに気になってくるのが――そう、パントリー
一昔前まではあまり聞きなじみのない言葉でしたが、今では間取りの打ち合わせで当たり前に出てくるワードになりました。

パントリーがあると、食品のストックや日用品、子どものおやつ、さらには文房具までスッキリ片付き、生活感を隠せる“魔法の収納空間”に。
「いつでも片付いたキッチン」や「ストックがたっぷりある安心感」など、毎日の暮らしをグッと快適にしてくれるのが大きな魅力です。

ただし、間取りや広さをしっかり考えておかないと「思ったより使いにくい…」と後悔してしまうことも少なくありません。

そこで今回は、主婦目線で考えるパントリーの間取り・広さ・収納アイデアを、実例とともにご紹介します。

間取りで失敗しないために

パントリーは、キッチンからすぐにアクセスできる場所に配置するのが理想的です。
例えば冷蔵庫の裏側やキッチンの横に設けると、料理中でも必要な調味料や保存食品をサッと取りに行けて、とても便利。

動線がスムーズになるだけで、毎日の家事のストレスがぐっと減ります。

実際、我が家ではパントリーをキッチン横に設け視界には入りません。
急な来客があっても「片付けなきゃ!」と慌てる必要がありませんし、多少ごちゃついていても見えないので、生活感を隠してスッキリ見せられるのは本当にありがたいポイントになっています。

やっぱり「見えないって正義!」なんですよね(笑)。
パントリーは単なる収納ではなく、家事の効率化と来客時の安心感を同時に叶えてくれる心強い存在なんです。

広さは何畳がちょうどいい?

パントリーを作るときに必ず悩むのが「広さ」ですよね。大きすぎてもデッドスペースになってしまうし、小さすぎても使いづらい…。そこで、まずは一般的な目安を押さえておくと安心です。

パントリーの広さって迷いませんか?
目安はこんな感じ。

1畳:

食品ストック専用なら十分。缶詰や乾物、調味料のストックをまとめておくだけなら、1畳でも十分に機能します。買い物の頻度が多い方や、冷蔵庫と併用して管理できる方におすすめ。

2畳

食品に加えて、日用品や非常食まで収納可能。ティッシュやトイレットペーパーといったかさばるものもまとめられるので、キッチン周りがかなりスッキリします。防災グッズや水のストックも置けるので、安心感が増しますね。

3畳以上

食品や日用品に加えて、キッチン家電や季節物まで一括で収納可能。たとえば、ホットプレートや大きな鍋、使わない時期の調理家電なども余裕で置けます。いわば「第二の収納部屋」として使えるので、大家族やまとめ買い派にピッタリです。

我が家は2畳ちょっとの広さにしました。片面は一面まるごと可動棚にしたので、収納力が抜群。
棚の高さを自由に変えられるおかげで、背の高いペットボトルや段ボール箱、細々したお菓子や調味料など、幅や高さの違うものでも無駄なくスッキリ収まります

可動棚の良いところは、ライフスタイルの変化にも対応できること。子どもが小さいうちはオムツやおしりふきを収納し、成長したら非常食や掃除用品を追加…と、暮らしに合わせて柔軟に使えるのが本当に便利です。

「何をどのくらい収納したいのか」をイメージして広さを決めると、パントリーは長く快適に使えますよ!

パントリー収納の工夫

パントリーをつくる時にもう一つ悩むのが、「どうやって収納するか」という点。
同じ広さでも、扉の有無や棚の作り方によって使い勝手が大きく変わります。

扉あり vs 扉なし

扉あり:生活感をしっかり隠せるのがメリット。急な来客があっても、サッと扉を閉めるだけで見えなくなるので安心です。ホコリが入りにくいのも◎。ただし、開き戸だと出入りの度に場所を取るため、引き戸にすると省スペースで便利です。

扉なし(オープンタイプ):扉の開け閉めが不要で、欲しいものにすぐ手が届くのが魅力。家事の時短につながります。ただし中が丸見えになるので、見せる収納を意識した工夫が必要です。

見せる収納 vs 隠す収納

見せる収納:お気に入りの保存容器やカゴを使えば、まるでカフェのような雰囲気に。扉がなくてもインテリアの一部として楽しめます。

隠す収納:段ボールや日用品のストックなど“リアルな生活感”は扉の中にまとめて。見せたいものと隠したいものを分けるだけで、空間全体がすっきり整って見えます。

我が家では、パントリーの片面を可動棚にしました。棚の高さを自由に変えられるので、2Lのペットボトルや米袋といった大きくて重たいものから、調味料やお菓子などの小さな食品まで、ムダなくスッキリ収納できます。
さらに、カゴやケースを組み合わせることで、家族みんなが「どこに何があるか」ひと目で分かるようになり、取り出しも片付けもスムーズになりました。

ただ、パントリーは生活感が出やすい場所。そこで我が家では、リビングから見える面だけ三段の棚にして“見た目重視”にしました。
ここにはよく使う食品や整った容器を置き、扉を開けたときでもスッキリ見えるように工夫。
一方で、その他の棚は「使いやすさ重視」に切り替え、BOXにざっくりと入れるスタイルにしています。

ポイントは「完璧に分類しすぎないこと」。
ざっくりとしたカテゴリー分けでも、同じBOXやケースで揃えるだけで統一感が出て“きちんと感”が生まれるんです。

たとえば、プチプチやリボン、ちょっと可愛い紙袋など「捨てるのはもったいないけど使うかも…」というアイテムも、まとめてBOXにIN
。置き場所を決めておくことで、必要な時にサッと取り出せるし、「なんとなく置きっぱなし」にならないので、片付けもラクになります。

パントリーは、見せたい部分は見た目を意識し、見えない部分は実用性を優先する。このバランスを意識するだけで、長く快適に使える空間になりますよ。

後悔しないためのポイント

パントリーでありがちな後悔はこんな感じ。

  1. キッチンから遠くて使わなくなる
  2. 広さが足りない&棚が足りない
  3. 湿気対策を忘れて食品が傷む

設計段階で「何を収納するか」をリストアップして、広さ(何畳にするか)や棚の数を決めるのが◎です。

お気に入り空間にすると家事がちょっと楽しくなる

我が家はアクセントクロスをブルーにしました。
ダイニングのペンダントライトの色と合わせて、ちょっとおしゃれ感をプラス。
ちらっと見えるだけで気分が上がります。
家事のやる気も…ほんのちょっとですがUP(笑)

まとめ

パントリーは間取りや広さを決める時が勝負!

  • キッチンから近くて使いやすい動線
  • 家族の生活に合った広さ(何畳にするか)
  • 見せる&隠す収納のバランス

この3つを意識すれば、毎日使いやすくて、見た目もスッキリなパントリーになります。
新築やリフォームで検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。

「実際にどんな間取りでパントリーを取り入れているの?」
そんな方のために、施工事例の写真付きで詳しくご紹介しています。
理想の家づくりのヒントを見つけてくださいね。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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