こんにちは、チムです。
だんだんと暑さと湿度が高くなってきました。
梅雨が始まったばかり。うっとうしい日々が続きますが、気持ちだけはさわやかに過ごしていきたいですね。

気温が上がってきたので、我が家では、働き者のシーリングファンを「強」で稼働させました。
エアコンをつけずとも、ファンの風が舞い降りてきて、ファンを回すだけでかなり涼しく「あれ?エアコンついてるの?」と言うように爽やかに過ごすことが出来ます。

今年の夏もしっかり働いてもらいますよ!

さて今回は前回の続きです。
前回は、浴槽とオプションについてでしたが、浴室を作るにあたって他にも気になる点はたくさんありますよね!
前回はこちら↓

浴室の壁や床はどんなものがいい?ドアのタイプは?せっかくなら浴室もインテリアにこだわりたい。そんな風に思っている方も多いのでは?

浴室は手入れのしやすさや、機能性も大切なポイントではありますが、毎日の疲れを癒す空間ともなる場所です。癒しの空間としておしゃれなお風呂でリラックスしたいですよね。
デザイン性と機能性を充実させたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

浴室の床が冷たくってヒヤッとしたことや、濡れた床で滑って危ない思いをした・・そんな経験はありませんか?また、カビがいくらやっても落ちなかったり、すぐにカビが発生してしまったり。
最近では、床が濡れていても滑りにくい素材の床材や、転倒の衝撃を軽減できる柔らかい床材や、冷たさを軽減するものやお手入れが簡単な素材など様々なタイプのものがあります。

まずは床材選び。

床材に求められる大事なポイント3選!

①安全であること

浴室は滑りやすく転倒しやすい場所でもあります。裸でいるために、怪我をしたときのダメージは大きいです。転倒の際に浴室の角に体をぶつけてしまったり、ドアのガラスを割ってしまう危険もあります。

②快適であること

浴室に踏み込んだ時に裸足に感じるヒヤッと感や、膝をついた時に感じる硬さ。ちょっとした不快感も毎日のことなので大きなストレスになっていきます。

③手入れが楽であること

カビや汚れ、お風呂掃除の大変さに頭を悩ませる方は多いのではないでしょうか?浴室とカビとの関係は切っても切れない永遠のテーマといっても大げさではないくらい。
毎日快適なバスタイムを楽しみためにも清潔が一番!そのためにはお手入れのしやすさが第一です。

ポイントを押さえたところで

床材の種類と特徴

浴室の床材に使われている代表的な素材は大きく分けて二つ。

「樹脂」「タイル」があります。

【樹脂】

ユニットバスで最も一般的と言われているのが樹脂です。

樹脂製の大きなメリットは、乾きやすさと耐水性です。また水はけも良く多くの利点を持っています。

滑り止めの加工がされているものや、高い撥水性のあるものなど、様々な種類がありますが、滑り止め部分に汚れが溜まりやすい点と、メーカーの既製品が主流になっているために自由度がきかないのが難点です。

こだわりがあり、自分好みに仕上げたい方には不向きかもしれません。

【タイル】

タイル床材とは四角く薄い板状のタイルを並べたものです。素材はプラスチックや陶器などから選ぶことが出来き、タイルのサイズも様々です。そのためにデザインの自由度が高く、こだわりのある浴室を作ることができます。床だけでなく、壁に使うこともできます。
昔のお風呂場といえば、陶器タイルの床が多かったと思います。

陶器性のタイルは熱しにくく冷めにくい、熱伝導率が低いという特徴があります。今のように追い炊き機能や、お湯のさめにくい浴槽ではなかったために、お湯の冷めにくいタイルを浴槽や洗い場に採用していたそうです。

タイルの床というと、どうしても冷たく滑るイメージがありますが、使い方によってはホテルの浴室のような高級感を出したり、モザイク柄などを取り入れて個性的でおしゃれに仕上げることも可能です。最近では冷たくないタイルやタイル風な床材なども出ているようです。また浴室で使用されるタイルには滑り止め加工がされているものが多くあります。
中でもコルクタイルは保温性、クッション性もあるために浴室の床材に適しています。

ただし、目地の部分には水分が残りやすく、カビが発生しやすく、掃除に手間がかかるデメリットも。
大判のタイルや、カビに強い材質を選ぶのも工夫のひとつです。

【大理石・木製床材】

ほかにも木材や天然石、石材なども使われます。
大理石は石ですが、硬度はあまり高くありません。硬いブラシでゴシゴシと磨くと傷がついて、独特な光沢が失われることもあります。洗うときは注意が必要です。使用する洗剤にも気をつけましょう。

木材は、腐らないようにコーティングを施し、防カビ加工をしてあることが一般的です。洗浄力の高い洗剤を使ったり、硬いブラシでこすったりすると剥げてしまいますので気をつけましょう。またほかの床材よりも乾きにくいため、換気をこまめに行うなど風通しを良くすることが必要です。
どんな浴室にしたいのか、毎日の使い勝手や手入れなどを考えて決めていきましょう。

浴室の壁材

浴室の壁材や天井についても、床材選びと同じことがいえます。

加えるとしたら一点

「浮かせる」マグネット収納

がお勧めです。

前回のブログでも述べましたが、カビは面と面が接するところに発生します。マグネット収納によって床面との接地面がなくなることにより、カビやぬめりの発生が抑えられること、浮かせることにより全体的にスッキリした印象になります。

マグネット式ですので、ピンポイントで自分が使いやすい位置に変えることが出来るのもポイントです。
お手入れも楽になり、見た目もすっきりなマグネット収納はかなりおススメです!

床と壁が決まったところで次はインテリアにもこだわりたいですね。

お風呂のインテリアは照明の工夫とアクセサリー選びがポイントとなってきます。

間接照明や柔らかい光を利用することでリラックスした雰囲気を演出できます。LEDライトやウォールライトを活用することでおしゃれな雰囲気を作ることができます。

またタイルや壁のデザインを工夫することでお風呂全体の雰囲気を変えることが出来ます。壁の一面や、タイルだったら一部分だけポイントカラーを取り入れるなどの一工夫でぐっと浴室全体を引きたてることも可能です。

また小物にこだわるのも上質な浴室を作るのにかかせないポイントです。
何気なく決めてしまいがちなタオルバーやシャワーヘッドなどの小物にこだわりをつけるとさらにグレードアップした浴室に仕上がります。

浴室のドア

浴室のドアは主に3タイプあります。

①開き戸タイプ

開き戸タイプは、ドアノブかレバーであれば、握力が弱いお子さんやご高齢の方でも簡単に開け閉めが出来るメリットがあります。

ただし、ドアの開閉のスペースが必要になります。
また脱衣所側に開く場合には、お風呂の内側について水滴が脱衣所側に落ちてしまうこともあります。逆に浴室側に開くようにした場合には、洗い場で人が倒れてしまった場合、ドアが開かずに救出まで時間がかかってしまうこともあります。

②中折れタイプ

ドアが中心で折りたたまれるように重なるタイプです

開き戸に比べて開閉のスペースが少なく設置できるのが特徴です。

ただし、中折れ部分が劣化や故障しやすいこと、中折れ部分に汚れやすいなどのデメリットもあります。

③引き戸タイプ

ドアをスライドして開閉するタイプです。

脱衣所にも浴室側にもスペースを確保する必要はありませんが、扉を引きこむスペースは必要となってきます。

床のレール部分にはゴミが溜まりやすいのもデメリットのひとつです。

~我が家の浴室の場合~

床材は主流となっている樹脂材を使っています。床はやや硬さはありますが、冬場でもヒヤッと感じることはありません。撥水性はありますが、くぼみ部分に水が溜まります。乾くものその部分が一番遅くなるので、少し掃除をサボったときにはその部分からピンク色のカビが発生します。
私は普段眼鏡をかけてます。お風呂に入るときには眼鏡をはずします。ぼんやりしか見えない状態のままお風呂に入るので、カビや汚れなど都合の悪い箇所は全然見えてないです。

なので、たまにコンタクトをつけてお風呂に入ったときなど、ピンクのカビにびっくりすることもあります。またー?!少しサボっただけなのに~!

先ほども言いましたが、浴室とカビの関係は切っても切れない関係です。

カビは温度、湿度、養分(ホコリや皮脂)の3つの条件がそろうと発生します。
まさに浴室のことですね。カビを発生させない。これは不可能です。諦めましょう。
じゃあどうするかというと、

カビを発生させにくくする。

それしかないです。

入浴後にシャワーでその日の「養分」をしっかり洗い流し、水のシャワーで浴室内の「温度」を下げます。そのあとに窓を開けるか、換気扇を回すなどして「湿度」を下げましょう。


浴室の壁はほぼ何もしていません!下の隅のほうにややカビが出来ることがありますが、壁の水切れがとてもいいのでカラッとしていてお手入れせずともカビのない綺麗な状態を保っています。

ドアは引き戸タイプを採用しました。

扉を引きこむスペースは必要でしたが、中折れタイプのものは、中折れ部分に汚れが溜まり掃除がしにくいイメージがあり、引き戸タイプを選びました。
引き戸の場合はレールの掃除が大変に思われますが、我が家の引き戸の最大のポイントはドアの下枠の部品が取り外し可能なこと!汚れが気になったら、取り外して水で洗うだけです。レール部分は浴室内に汚れが流れるようにゆっくりと水を流し込んで掃除をします。
また内側のスロープ部分も取り外しができます。汚れが気になったときには取り外して簡単に洗えます。取り外したところも結構汚れがついていますので、軽くこすり洗いをして水を流してほこりや汚れを流して綺麗にさっぱり!

ドア枠にも結構なホコリが溜まります。ゴミが溜まったままにするとドアの開け閉めが重くなったり傷がつくことがあるので注意しましょう。ふわふわしたホコリがついていますので、柔らかい布を使って綺麗にとりましょう。

浴室の色味は、グレーに近いオフホワイトで統一しました。清潔感を出すためにホワイト系でまとめたかったのですが、真っ白は汚れが目立つので避け、オフホワイトに決めました。

オフホワイトで四方囲まれたお風呂に入っていると、やや単調すぎたかな?という思いが湧いてきます。
毎日入るお風呂。
毎日眺める壁・・もう少し色味にこだわるか、アクセントカラーを付けたらよかったかなぁとか、手入れは大変だけど、モザイクタイルで可愛くしても良かったかなぁなどと思いながらお風呂に浸かっています。

みなさんのバスタイムが、心豊かなひとときが広がる素敵な時間になりますように、役に立ててもらえたら幸いです。

もうひとつ気になる場所ありませんか?

そうです。浴室の窓問題!付けるつけない?私も迷った箇所です。

窓がついた光あふれる開放感のある浴室を作りたいと思っていた私が、「窓いらないな」と思うまでの目から鱗の出来事をお伝え出来たらと思います。
今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。

〈自己紹介〉
6年前、長い長い家づくりの迷路で迷子になっていた頃に、
”幸せを創造しつづける”を理念にしているフォレストと出会いました。
「マイホームは建てて終わりじゃない、むしろこれからがスタート」に気づき、
将来を共にするパートナーとしてフォレストを選び、ここで建てようと決心。

我が家は20年、30年、その先も長く過ごすものです。
自分自身の体験を通し、多くの人にWBHOUSEを知ってもらいたいと思い、
フォレストの発信をサポートをしています。

家づくりを始める皆さんに読んでいただけたら嬉しいです。

姫路市在住。夫と子ども二人と猫とWBHOUSEに暮らして6年目。
好きな言葉はシンデレラフィット、嫌いな言葉はデッドスペース。
整理整頓と時々断捨離、収納やインテリアを工夫しながら日々の暮らしさを模索中。