こんにちは。ちむです。

朝晩の暑さは和らいできたとはいえ、日中はまだまだ暑さの勢いが止まりません。
我が家の麦茶の消費も止まりません。
暑さの限界と感じてる方も多いかと思いますが、あと一息乗り切りましょう。

みなさんはトイレに一日何回くらい行かれますか?

人間が一日にトイレに行く回数は平均で4~8回だそうです。
家のトイレを使う回数はそれぞれ違うと思いますが、
毎日何度も使用するトイレ。家の中でも一番身近な空間なのかもしれないですね。

トイレを作るにあたり、トイレの壁や収納、壁や便器のデザインなど気になるところはたくさんありますが、今回はトイレの清潔感を保つための要ともなる「トイレの床」についてです。

トイレの床材を選ぶ際には、いくつかの重要なポイントがあります。
以下の点を考慮して、トイレに適した素材を選びましょう。

1. お手入れのしやすさ

手入れしやすいことと、清潔を保ちやすいこと

トイレの床材選びの最大のポイントは、「毎日の掃除がしやすい」ことと、「清潔さを維持しやすい」ことの2つではないでしょうか。
清潔さを維持するために求められるのは、耐水性・耐アンモニア性・耐薬品性のある床材です。
トイレは汚れやすい場所でもあります。掃除がしやすい素材を選ぶことで、日常のお手入れが簡単になります。耐水性のあるビニールやタイルは、汚れがつきにくく、掃除がしやすいです

2. 耐水性

トイレは水や湿気が多く発生する場所ですので、床材には優れた耐水性が必要です。例えば、タイル、ビニールシート、フローリング(耐水性があるもの)が一般的に選ばれます。

セラミックタイルや、クッションフロアは基本的に耐水性ですが、木が素材のフローリングの場合は水に弱い性質があるので、水拭きをされる方は注意が必要です。

3. クッション性

足元の快適さも考慮に入れると良いでしょう。長時間立っている場合や、高齢者がいる家庭では、クッション性のある素材を使うことで足元が疲れにくくなります。クッションフロアは、この点で優れています。

4. 耐久性

床材は長期間使用するため、耐久性も考慮することが大切です。特に家族が多い場合や頻繁に使用する場所では、傷や汚れに強い素材を選ぶことで、床材を長持ちさせることができます

5. 滑りにくさ

安全面を考慮し、滑りにくい素材を選ぶことも重要です。特に水がこぼれた場合に滑らないよう、表面が少しざらついているものや、滑り止め加工が施されている素材がおすすめです。

6. デザインと美観

トイレの床材は機能面だけでなく、デザインにもこだわりだいですよね。
家全体のデザインやトイレの壁材・便器の色と調和する床材を選ぶことで、統一感のある空間が作れます。

代表的なトイレで使われる床材の種類と特徴

クッションフロア

耐水性があり、掃除も簡単で、クッション性もある。価格も比較的安価なのが特徴です

トイレの床に使われるクッションフロア(クッションフロアリング)とは、ビニール素材でできた床材で、柔らかく弾力性があることが特徴です。水や汚れに強く、掃除がしやすいため、特に水回りのスペースでよく使われます。トイレの床に最適な理由は以下の通りです。

防水性: クッションフロアは水を弾く性質があり、水分が床材に染み込む心配がありません。トイレのような湿気や水分が多い場所に最適です。
耐久性: この床材は耐久性が高く、日常の使用による摩耗や汚れに強いです。特にトイレは頻繁に使われる場所なので、耐久性は重要です。
掃除が簡単: 表面が滑らかで、水拭きや中性洗剤を使って簡単に掃除ができます。汚れがついても拭き取るだけで清潔さを保つことができます。
快適な踏み心地: クッションフロアは名前の通り、柔らかさが特徴で、硬い床材に比べて足への負担が少なく、長時間立っていても疲れにくいです。
多彩なデザイン: クッションフロアはさまざまなデザインやカラーが揃っており、木目調やタイル柄など、好みに合わせて選ぶことができます。トイレの雰囲気をおしゃれに演出することも可能です。

またコストパフォーマンスの良さとメンテナンスのしやすさから、トイレだけでなく、キッチンや洗面所などの水回りでも人気の床材となっています。

フロアタイル

耐水性・耐久性が高く、掃除も簡単。多様なデザインが選べるのが特徴です。

トイレの床材として使われるタイルは、耐久性や防水性が優れており、長期間にわたって美しさと機能性を保つ床材の一つです。以下の特徴から、タイルはトイレの床に適しているとされています。

防水性と耐湿性: タイルは水や湿気に強いため、トイレのように湿気が多く、水が飛び散る可能性のある場所でも非常に適しています。水が染み込むことがなく、カビや腐食の心配も少ないです。
耐久性: タイルは硬く、摩耗に強いため、長期間使用しても傷つきにくく、トイレのように頻繁に使用される場所でも安心して使えます。適切に設置すれば、数十年にわたって使用可能です。
衛生的: タイルの表面は滑らかで汚れが付きにくいため、掃除がしやすく、清潔な状態を保ちやすいです。また、カビや菌の繁殖を抑える効果も期待できます。
デザイン性: タイルには、さまざまな色やデザイン、模様があります。石目調、木目調、シンプルな無地、モザイク柄など、トイレのインテリアに合わせた多彩な選択肢があり、おしゃれな空間を演出することができます。
耐熱性: タイルは熱にも強い特性があるため、床暖房システムと組み合わせても使えます。寒い季節に暖かい床を実現することができ、快適さを向上させます。
メンテナンスの容易さ: タイルは汚れに強く、洗剤や漂白剤を使っても簡単に掃除できます。定期的なメンテナンスで、美しい状態を長く保つことが可能です。
ただし、タイルは硬い素材なので、長時間立っていると足に負担がかかる場合があり、寒い時期には床が冷たく感じられることもあります。これを補うために、床暖房やラグを使用することが考えられます。
タイルは、高級感があり、トイレの空間をスタイリッシュに仕上げたい場合にも非常に優れた選択肢です。

セラミックタイル

セラミックタイルは、トイレの床材として非常に人気のある選択肢で、その耐久性や防水性、美しいデザインが評価されています。以下に、セラミックタイルがトイレの床材として適している理由を詳しく説明します。


防水性セラミックタイルは非常に防水性が高く、水分が染み込む心配がありませんトイレのように水や湿気が頻繁に発生する場所でも、タイル自体が水を吸収しないため、長期間使用しても劣化しにくいです。
耐久性:セラミックタイルは硬質で、摩耗や傷に非常に強いのが特徴です。トイレは毎日使用される場所であり、耐久性の高い床材が求められます。セラミックタイルは、割れたり欠けたりしにくく適切に設置されていれば数十年にわたって使うことが可能です。
耐汚性と衛生面:セラミックタイルは滑らかな表面を持ち、汚れが付きにくく、簡単に拭き取ることができます。また、トイレのような場所では、細菌やカビの繁殖を防ぐことが重要ですが、セラミックタイルはこれに強く、衛生的な環境を保ちやすいです。
デザインの多様性:セラミックタイルには、さまざまなデザインやカラー、テクスチャがあり、トイレのインテリアに合わせた選択が可能です。特に、石目調や木目調、シンプルな無地など、多彩なパターンが揃っており、おしゃれな空間を演出することができます
耐熱性:セラミックタイルは耐熱性にも優れており、床暖房と組み合わせることも可能です。寒い季節でも暖かい床にすることで、快適さを向上させることができます。
メンテナンスの容易さ:日常の掃除が非常に簡単で、耐水性があるため、洗剤を使って水拭きが可能です。さらに、タイルは劣化しにくく、定期的なメンテナンスをすることで長期間美しい状態を保つことができます。
環境への配慮:セラミックタイルは天然の素材から作られており、リサイクルが可能です。そのため、環境に配慮した選択肢としても評価されています。

注意点

  • 冷たさ: セラミックタイルは特に冬場に冷たく感じることがあります。寒冷地では、床暖房と組み合わせることで快適さを保つことができます。
  • 硬さ: タイルは非常に硬いため、物を落とすと割れることがあるほか、足に負担を感じる場合もあります。そのため、柔らかいラグやマットを使って緩和することができます。

防水フローリング

トイレの床材として使われる防水フローリングは、通常のフローリングの見た目や質感を持ちながら、防水性能を備えた床材です。木目調のデザインや温かみのある質感を楽しみつつ、水や湿気に強い特性を活かすことができ、トイレなどの水回りに適しています。以下の特徴があります。

防水性: 名前の通り、防水フローリングは水が染み込むことがなく、トイレの床に適した素材です。通常の木材フローリングとは異なり、湿気や水分による膨張や変形が起きにくいように設計されています。耐久性: 防水フローリングは、表面に傷や汚れが付きにくく、耐摩耗性にも優れています。トイレは頻繁に使用される場所なので、日常的なダメージに強いこの素材は長持ちしやすいです。
掃除のしやすさ: 表面が滑らかで、汚れが落ちやすいことから、清掃が簡単です。水拭きも可能で、衛生的な状態を保つことができます。
デザイン性: 防水フローリングは、見た目が本物の木材に近いデザインが多く、トイレのインテリアに高級感や自然な雰囲気を持たせることができます。木目の色や質感は多様で、好みに応じた選択が可能です。
快適な踏み心地: フローリングのように柔らかく温かみのある感触があり、タイルに比べると足元が冷たく感じにくいのが特徴です。特に冬場でも快適に使用できます。
簡単な施工: 防水フローリングは、従来のフローリング同様に簡単に施工できることが多く、リフォームや新築での取り付けも比較的手軽です。
コストパフォーマンス: 天然木材のフローリングに比べて安価でありながら、高い耐久性と防水性を備えているため、コストパフォーマンスに優れた選択肢です。

注意点

  • 衝撃に弱い場合もある: 重いものを落とすと、表面がへこむ可能性があるため、取り扱いには注意が必要です。
  • メンテナンス: 汚れがひどくなった場合や表面の光沢を維持するために、定期的なメンテナンスが必要な場合があります。

防水フローリングは、木の温かみやデザインを保ちながら、トイレのような水や湿気が多い場所に適応した床材で、機能性と美しさを両立させたい場合におすすめです。

私が次に選ぶなら・・

我が家のトイレには、クッションフロアを採用しています。
掃除もしやすいですし、クッション性があるので膝をついて床掃除するときなども膝が痛くなることはなく、お手入れのしやすさに長けていると思います。
不満点はないのですが・・
もしトイレの床を次に選ぶなら、タイルもいいかなと思ってます。
毎日トイレの床を拭いてるのですが、タイルのほうが洗剤や漂白系洗剤も使えるので掃除のし甲斐があるような気がします。磨き上げた感がありますよね。
見た目も高級感がありますのでホテルライクなトイレ空間を楽しみたいです。
ピカピカに光ったトイレの床、清潔感溢れたトイレの空間、素敵ですよね。

ちなみに・・
皆さんの思い描くトイレのイメージの中にトイレマットはありますか?

トイレマットは空間の見栄えを良くし、さらに清潔な状態に保つうえで重要なアイテムだと考えられてきました。
以前にリビングのラグマットについても同じことを書いてますが、トイレマットも「あるのが当たり前のもの」として埋め込まれているものだと思います。
最近では最小限のもので余分や無駄のない暮らしを実現する「ミニマリスト」が増えてきて、身の回りの物を見直してみたり、「家の中でなくても困らないもの」を意識的に置かないようにする風潮が流行ったこともあり、トイレマットも不要なものと認識する人が増加傾向にあるようです。
私もトイレマットを洗濯するたびに、「これ必要かな?」と思いながら洗濯しています。
これを機会にマット無しのトイレ生活も検討してみようかな。

今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。

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