3月も後半に差し掛かってきましたね。
春の嵐というように風が強い日があったり寒さが戻ってきたり、汗ばむくらいに暑かったりと、安定しないお天気が続いていますね。
冬物のセーターやコートの片付けを始めようと思っていましたが、まだ少し先のほうがいいのかな?と思っています。の衣替えのタイミング迷いますね。

さて、今回は「和室」や「畳スペース」についてのお話です。
マイホームづくりの打ち合わせで、必ずといっていいほど話題になるのがこの「畳コーナー、いる?いらない?」問題。

昔ながらのイメージがあるかもしれませんが、実は今どきの家づくりでも畳スペースを取り入れる方が増えています。
今回は、現代の暮らしに合った畳の取り入れ方やメリット・デメリット、後悔しないための考え方をご紹介します。

モダンなどのおしゃれなテイストな雰囲気とも相性がよく組み合わせしやすいので、実際に畳コーナーや和室を取り入れてオシャレなお家を作られてる方も多いです。

畳があるとどんなことが出来る? ー畳コーナー編ー

1. 赤ちゃんの“お世話スペース”にぴったり

フローリングに赤ちゃんを寝かせるのはちょっと心配…。
そんなとき畳があると、柔らかく安心しておむつ替えやお昼寝ができます。畳のやさしい肌触りは、赤ちゃんにも大人にも心地よく、寝つきも◎。お昼寝スペースとしても大活躍します。

2. 大人の“ごろ寝スペース”としても快適

畳はソファがなくても、気軽に横になれるリラックス空間に。
硬い床に直接寝転ぶのがつらいという方でも、畳の程よいクッション性が快適なひとときを与えてくれます。読書やストレッチ、ちょっと体を休めたいときに最適です。

3. 家事スペースとしても使える

洗濯物を畳んだり、アイロンがけをしたり。
畳の上なら足腰への負担が少なく、座っての作業もしやすいです。ちょっとした「家事の中継地点」としても活用できます。

4. キッズスペースとして大活躍

リビングの一角に畳コーナーを設ければ、子どもの遊び場としてぴったり。
視界に入りやすく、キッチンからも見守りやすい配置なら、安心して家事ができます。
おもちゃの落下による破損や床のキズも防げるなど、畳ならではの利点も。

段差を活かす「小上がり和室」という選択肢

1. デザイン性の高い特別空間に

あえて段差をつけることで、空間に立体感が生まれます。
同じリビングでも、目線や高さに変化がつくことでオシャレな印象に。ちょっとした“非日常”を演出できる場所になります。

2. 段差を収納として活用できる

小上がりの下を引き出し収納にすれば、リビングのごちゃつきもスッキリ。
子どものおもちゃやおむつ、日用品など「よく使うけど見せたくないもの」をしまっておくのに便利です。

3. 学習スペースやワークスペースに最適

リビングとつながりながらも、程よく区切られた空間は集中しやすい場所に。
リビング学習や在宅ワーク、趣味の時間にも活用できます。

4. ソファ代わりになる

段差部分は腰かけやすく、家族や来客が座るスペースとしても使えます。
視線の高さも合いやすいので、家族の会話が自然に生まれる場にもなります。

畳や和室の“デメリット”も知っておこう

1. 使わなくなって“物置化”するリスク

赤ちゃんの頃は大活躍した畳スペースも、子どもが成長すると使わなくなりがち。
なんとなく荷物置きになってしまうという声もよく聞かれます。

2. お手入れに少し手間がかかる

畳は水や汚れに弱く、掃除しにくいという声も。
特に水まわりや汚れがつきやすい場所では、ビニール素材との併用や使い分けが必要です。

間仕切り付きの“和室”という選択肢も

より本格的な和室を求める方には、「開閉できる間仕切り付きの和室」もおすすめ。
使わないときはオープンにして広々と、来客時には個室として使うなど、ライフスタイルに合わせた使い方が可能です。
急な来客時に物をさっと隠せるのも嬉しいポイント。

まとめ|和室や畳スペース、本当に必要?と迷ったら

和室や畳が必要かどうかを考えるときは、「今どう使うか」だけでなく、「将来どう活かすか」も視野に入れてみましょう。

畳スペースは、赤ちゃんのお世話や子どもの遊び場、ワークスペース、来客用、収納スペースなど、
ライフスタイルに応じてさまざまな使い方ができる“万能な空間”です。

とはいえ、家族の暮らし方に合っていなければ、使わなくなって物置になってしまうことも。
無理に取り入れるのではなく、「自分たちにとって活きるスペースになるか?」という視点が大切です。

メイクでいえば“ポイントメイク”、ファッションでいえば“アクセント小物”のように、
家の中に畳のスペースがあることで、空間にちょっとした変化や落ち着きをもたらしてくれます。

お子さんの成長やライフスタイルの変化にも対応できるよう、
目先の使い道だけでなく、将来の活用方法までイメージしておくと、
長く家族に愛されるスペースとして活躍してくれるはずです。

我が家の場合

我が家には、小上がりの畳スペースを活かした“ヌック”があります。
リビングの一角にある小さなこの空間は、家族みんなのお気に入りの場所です。

何かに集中したいとき、不思議と自然にここに足が向かいます。
私自身は、ブログを書くときによく使っています。
リビングカウンターやこたつで作業することもできますが、どうしても視界に入るものが多くて気が散ってしまうことも。
その点、このヌックに入ると、まるで日常のざわめきからすっと切り離されたような感覚になり、心が静かに整っていきます。
集中したいときにはぴったりの場所です。

子どもたちは絵を描くときに、主人はテレビ会議の際によく利用しています。
リビングでも作業はできますが、ほかのことに気を取られてしまいやすいもの。
この畳スペースに入ると、自然と“気分のスイッチ”が切り替わるのか、不思議と集中モードに入れるのです。

小さなスペースですが、家族それぞれの“自分時間”を大切にできる、特別な場所になっています。

今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。

文責 ちむ