コンパクトに収納できる!知っていますか?室内横引きタイプで劣化しにくいプリーツ網戸のこと
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5月になりましたね!こんにちは、WB HOUSEに住んで6年目のチムです。
新しい環境でスタートされた方は、そろそろ環境にも慣れてきたころでしょうか?
背中が隠れてしまうような大きなランドセルを背負った新一年生たちが上級生の間に挟まれて登校していたり、帰りは通学路の途中まで来てくれてる親御さんと手を繋いで帰っていく姿を目にします。
今はカラーバリエーションが豊富なランドセルも一年生のうちは、安全カバーをつけているのでみんな黄色。黄色いひよっこたち、頑張れ!と心の中で声をかけながら見守っています。
春の温かさと夏の暑さが入り交ざる季節になりました。お天気のいい日は思い切り窓を開けて家中の空気を入れ替えたいですね!
さて今回は網戸のお話です。
二階の各部屋についている網戸についてです。
我が家の二階の窓は正方形の小さな窓がついています。
その窓は、窓ガラスを左右にスライドさせて開閉する「引き違い窓」ではなく、一枚の窓ガラスの内側から外に押し出し、窓の下の部分を開ける「外開きタイプの窓」です。
最近ではこのタイプの窓が増えてきているようです。
正方形の小さな窓。外から見るととってもかわいいです。通りに面する側についている窓は、外観のアクセントとなっています。
そしてここからが本題。網戸について。
網戸は「プリーツ網戸」を採用しています。今回は窓ではなくこのプリーツ網戸のお話。
「プリーツ網戸」あまり聞いたことのない網戸ですよね。私も網戸に悩むことがなければ耳にすることもなかった名前だと思います。まずプリーツ網戸について・・
プリーツ網戸とは
プリーツ網戸とは「アコーディオン網戸」とも言われる横引きタイプの網戸です。ジャバラ状に網を折りたたみながら開閉する収納式の網戸です。網戸を使わないときにはジャバラ状に折りたたんで端に寄せてコンパクトに折りたたむことができます。プリーツ網戸は、室内側に取り付ける網戸です。
なので窓は外側に開きます。外開きの窓に使うのがプリーツ網戸です。
窓を外側に押し出して開けたあとに、室内のプリーツ網戸を横引きに閉めるというイメージです。
窓を開けた外側に網戸があるのではなく、窓の内側あるのがプリーツ網戸です。
なんとなくイメージ付きましたか?
外に網戸がついていないので、外観がスッキリしてみえる画期的な網戸だと思います。
可愛らしい窓も外から見た時にグレーの網戸に覆われているとなんか萎えますよね。網戸が汚れてたり破れていたらもうどんなに素敵なお家も台無しです。
そんなお悩みを解消してくれるのがプリーツ網戸です。
プリーツ網戸のイメージが付いたところで、次はメリットをご紹介します。
収納できるプリーツ網戸のメリット
①何といっても外観の邪魔にならない見た目のスタイリッシュさ!
使わない時には枠の中に収納できるので邪魔にならず室内の見た目がすっきりします。
②室内設置のため汚れにくく劣化しにくい
黄砂や砂ぼこりが多く飛び、網戸が汚れやすい時期もありますがプリーツ網戸は室内に設置(窓より内側に設置)するため、そのような汚れはつきにくいのが特徴です。
※後述しますが、汚れにくいとはいえお掃除をしたい時もありますよね。でもお掃除にはプチストレスがあるかも。デメリットも要チェックです!
③台風や暴風雨の影響がない
室内についているので、強風や暴風雨でガタガタ音を立てたり外れて飛ばされる心配がありません。
スッキリコンパクト。
室内につける網戸。外側に見せたくない網戸を内側に。使わないときには畳んでしまおう!
これがプリーツ網戸の特徴です。
見落としがちなプリーツ網戸のデメリット
①柔らかい素材であること
見た目は綺麗ですし、最初はいいのですが使っていくうちに状態が悪くなります。プリーツという折りたためる素材のため、柔らかく他のタイプの網戸に比べると強度を心配に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
②プリーツ部分から切れ目が入ってしまうことも
網をジャバラ折りにして収納するために高頻度で力強く開いたり閉じたりを繰り返していくと折り目に負担がかかります。使っていくうちに折り目から切れ目が入ってしまうこともあります。
特に小さいお子様の手が届きやすい網戸などは注意が必要です。
③慣れるまでは操作がしにくい
左右にスライドする網戸です。網の上部と下部をバランスよくスライドさせる必要があります。
プリーツ網戸は上下のレール部分に紐がピンと張ってあり、それによって網の部分がジャバラ状に畳まれたり広げられたりする仕組みになっています。紐を通してる穴が汚れてくると動きが鈍くなってきたり、無理やり動かすとレールから外れることもあり、操作がしにくい面があります。
実際に我が家でも、子どもが網戸を操作したときに加減が分からず力を入れてしまったので、網戸のレールから外れてしまいました。紐が網戸全体を支えてる役目もしているので、紐が外れたことによって宙ぶらりん状態。直すにも自分では直せず、結局業者さんを呼びました。
仕組みが分かっていないと一度レールから外れてしまったものを直すのはとても難しいかと思います。
特に小さなお子さんがいるご家庭では、網戸の開け閉めは大人がしてあげたほうがいいかもしれません。
④網戸に上下の隙間がある
網の上下は浅い枠の溝に軽く収まっているだけなので、一見隙間のないように見えますが、あるんです、隙間が。入ってくるんです、色々。
そして柔らかい網なので風があると隙間が大きくなることも・・
先日は大きな蜘蛛を主人の部屋で発見。
小さなクモだったらどうってことないんです。クモは何か害があるわけでもないし飛んでもこないし、大人しく暮らしてくれればいいし、その内いなくなるでしょ。クモに対しては寛大なチム家です。
けれど、その蜘蛛のあまりの大きさに思わず声が出ました(笑)
あまり見たことがないような手足の長い大きな蜘蛛!「クモ」というより「蜘蛛」の表現がしっくりくるような大きな蜘蛛!
同居するにはあまりに存在感のある蜘蛛だったので、捕獲してそっと逃がしてあげました。
玄関の出入りの時に紛れこんでしまったのでしょうか。でも主人の部屋は玄関から一番遠い二階の一番奥。しかも主人の部屋はほぼ開かずの間。人の出入りが一番少ない部屋だしその可能性は低いかな。
ひとつ考えられるのは主人の部屋の網戸です。主人は部屋の窓、ほぼ開けっぱなしで寝ています。
さすが保温性に優れてるWBHOUSE。この時期でも開けて寝れてしまうほど暖かいWBHOUSEです。
今回の大きな蜘蛛は主人の部屋の網戸から侵入したと考えたほうがよさそうです。
そしてペットを飼われている方は注意!
もうひとつの問題が猫。
猫が逃げます。
猫は窓の縁から外を見るのが好きです。
可愛い窓から猫が座ってこちらを見てる姿はほんとに可愛いです。
外から見ると絵のようなシーンですが、もしも網戸にしていたら、網戸の下の隙間からくぐり脱走するか、網戸を破って脱走するでしょう。
猫は距離感を測ります。二階から一階への着地は無理かなと思えば飛び降ることはしないかもしれませんが、我が家の場合、二階の下部分にエアコンの室外機置きがあるために、窓からその部分に飛び降りることは十分可能です。
その場所に逃げ込まれると救出は困難だし、脱走が未遂に終わっても一度覚えてたことは何度も繰り返します。なので、網戸にするときには猫に注意することがとっても必要です。
天気の良い日など、一階リビングと二階の子ども部屋の窓を全開にすると、最高に風通しのよい通り道になるのですが、そんなときにはまず猫をケージに入れてから換気してます。
気軽に網戸にできない網戸。
たかが猫の脱走でしょう?と思う方もいるかもしれませんが、室内飼いをしている猫が脱走すると帰ってこれないことや、大通りに逃げてしまったら交通事故の危険もあるし、おまけに網戸の破損もついてきます。これだけのリスクがあると網戸にはできないですよね。
これが一番不便な点です。
とはいえ、我が家は家全体が呼吸をしているWBHOUSE。
空気はいつもきれいな状態を保たれているため、一般の家より換気の必要がないのですが、でもやっぱりお天気のいい日には、家全体の窓をパーっと開けて空気を入れ替えて気分転換したいですよね。
⑤お手入れが難しい
普通の網戸と違い枠に網戸がしっかり固定されているわけではないので、網の部分の掃除がしにくいのと枠を取り外して掃除することが出来ません。網自体も柔らかいので、無理にこすったりすると敗れる原因にもなります。枠は取り外して掃除が出来ません。
汚れにくいとはいえ、放置すると動きが悪くなるし、網や糸が切れる原因にもつながります。
⑥修理が出来ない
網や紐が壊れてしまったときに、部分の交換が出来ません。網が破れたときには全取り換えになります。紐が切れてしまったときにも修理は出来ません。③で述べましたが、レールが外れて業者さんを呼んだ時に、網の取り換えが出来ないこと、交換するときは全部取り変えることになるのでかなり費用がかかることを聞いてびっくり!取付けを決める前に他の選択肢がなかったのか、もっと慎重に選ぶべきだったと後悔です。
他にもロール網戸(網戸をロール式に巻き取るタイプ)が出ていたり、プリーツ網戸から変更取り付け可能な網戸も出てきています。
家づくりに関して「網戸」をあまり意識することはないですが、同じようにプリーツ網戸を検討されている方、またプリーツ網戸を付けたけどちょっと困ってる方などにお役に立てたら幸いです。
もちろん、家の外観を考えたときには、この網戸ほど適した網戸はないと思います。
スタイリッシュで、外観を邪魔しないのがプリーツ網戸です。
ちなみに・・
今回は「網戸」と「猫」のワードがよく出てきましたが、ついでにひとつ。
猫を飼ってる方ならわかると思いますが、猫と網戸ってなんの関係性もなく思えますが、めちゃくちゃ関係してます。猫飼いさんならうなずいているでしょう?
猫って網戸に張り付きますよね。これは高い木に登る野生本能の一部だそうです。網戸に爪を立ててバリバリと登っていくか、ダッシュして飛び移るんです。
うちもリビングの大きな網戸に何度猫が張り付いていたことか!
一度知ってしまうと何度も飛び掛かって張り付きます。爪をかけて登るんです、網戸を。
爪の大きな穴が開いたり破れることもありますし、ダッシュして飛び移るのでその衝撃と言ったら!
これは解決できます。
ありますよ、猫用の網戸が!猫の爪が入らない細かい目の網戸です。我が家のリビングと私の部屋の網戸はこれに変えています。
何度か試みてはいましたが爪が入らなくて登れないと分かった今は、網戸には目もくれません。
網戸に関わらず言えることですが、網戸のようにメイン箇所ではないところ。家づくりは決めることが多すぎるのでどうしても「なんでもいいか」と思う箇所も出てきてしまうこともあります。でもそういう場所こそ、後々で地味にストレスになりますが我慢しながら使い続けることになります。
完璧な家はなかなか難しいですが、少しでも後悔の箇所が少ない家づくりをしていきたいですね。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
〈自己紹介〉
6年前、長い長い家づくりの迷路で迷子になっていた頃に、
”幸せを創造しつづける”を理念にしているフォレストと出会いました。
「マイホームは建てて終わりじゃない、むしろこれからがスタート」に気づき、
将来を共にするパートナーとしてフォレストを選び、ここで建てようと決心。
我が家は20年、30年、その先も長く過ごすものです。
自分自身の体験を通し、多くの人にWBHOUSEを知ってもらいたいと思い、
フォレストの発信をサポートをしています。
家づくりを始める皆さんに読んでいただけたら嬉しいです。
姫路市在住。夫と子ども二人と猫とWBHOUSEに暮らして6年目。
好きな言葉はシンデレラフィット、嫌いな言葉はデッドスペース。
整理整頓と時々断捨離、収納やインテリアを工夫しながら日々の暮らしさを模索中。