カビを発生させない!後悔しないお風呂の選び方~浴槽とオプション編~
目次
こんにちわ、チムです。
暑くなってきましたね。梅雨入りもうすぐそこです。
梅雨と聞くと憂鬱な気分になりがちではありますが、我が家の玄関の庭では、真っ白いアナベルがこんもりと丸く白く綺麗に咲いていますし、雨が降りだすと、庭のどこからともなく、「クワックワッ」とカエルの鳴き声が聞こえてきて、雨の季節の良さを感じています。
雨の日が増えたり湿度が高くなると気になってくるのがカビの発生ですね。
家の中でも一番カビに悩むのは一番水を使う場所であるお風呂場、浴室ではないでしょうか。
今回はお風呂場、浴室とカビに関することです。
浴室は、毎日家族が使うものですので家づくりの中でも重要度が高いです。
皆さんはお風呂タイムに何をしていますか?
お風呂はただ身体を洗う場所から、一日の疲れを癒したり、親子のコミュニケーションの場所だったり半身浴やマッサージなどで美容に充てる場所など、様々に変化してきました。
読書をしたり、映画をみたりする方も。今や体を洗うだけではなく色々な役割を持っているお風呂場です。貴重な癒しのバスタイム。自分自身と向き合えるバスタイム。
完成してから「やっぱりこうすればよかったぁ」と後悔せずに楽しみたいですね。
今回は我が家の失敗の点なども織り交ぜながら、後悔しないお風呂の選び方について解説していきたいと思います。
今回はその前編として、浴槽とエプロン、浴室カウンター、暖房乾燥機能について取り上げました。
家づくりにおいて現在の一般的な注文住宅ではユニットバスが主流です。ユニットバスとは床、壁、天井、浴槽がワンセットになったお風呂で、断熱性と防水性、コストパフォーマンスに優れています。
ユニットバスには色々なオプションがあり、選び方によってはお風呂の使い勝手や、満足度が大きく変わってきます。普段の使い勝手と、毎日のお手入れも含めて「つけていればよかった」「いらなかった」と後悔も多いため、慎重に選択していくことが大切だと思います。
主に二種類の浴槽:形状を選ぶ
お風呂と言えばまずはメインの浴槽ですね。
浴槽と一言で言っても、複数の形状や、材質や性能などのオプションが用意されています。メインのものなので悩むポイントでもあります。
ストレート浴槽
一番スタンダードな浴槽のタイプがストレート浴槽です。
水深が深く取れるように設計されていますので、肩までどっぷりと浸かりたいという方にお勧めです。
ワイド浴槽
ワイド浴槽は、浴槽内がワイドに広がっているので、親子で入浴するときなどに広く使うことが出来る浴槽です。
他にも、足を伸ばしてゆったりと浸かりたい方にはナナメ浴槽、浴槽の雰囲気を優しく仕上げたい方にはタマゴ浴槽、スタイリッシュがお好みの方にはアーチ浴槽など、色々な形状の浴槽があります。
※リクシル:グランフィット浴槽 (フルワイド)↑
浴槽内部の段差の有無を決める
浴槽のタイプを選べるように浴槽の内側の段差を設けるかどうかを選ぶことが出来ます。
段差のないタイプを「フラットタイプ」
段差のあるタイプを「ベンチタイプ」と呼びます。
ここでは、フラットタイプとベンチタイプの特徴とメリットデメリットをご紹介します。
段差なし:フラットタイプ
フラットタイプは、スタンダードな浴槽内の形で、浴槽の底が平になっています。お湯をたくさん張ることが出来るので、肩まで体をお湯に浸けてじっくりと入浴することができます。小さなお子様がいる場合は、お湯を入れすぎると座って入浴できない危険があるので注意が必要です。
段差あり:ベンチタイプ
ベンチタイプは、最近増えてきた浴槽です。底に段差があるのでゆっくりと半身浴が楽しめます。熱くなってきたら、段差に座ってクールダウンするのも可能です。
また小さなお子様でも段差に腰掛ければゆっくりと入浴できます。
私が子どもと一緒にお風呂に入っていた時には、子どもを浴槽の中に残して自分がシャンプーをしているときに子どもが少し黙っていると浴槽で溺れてやしないだろうかと、シャンプーの染みる目で何度も目を開けたり、「大丈夫?」と声をかけながら頭を洗った記憶があります。段差に腰掛けて待っていてもらえばそんな心配も軽減しますね。
手すりの有無
浴槽から立ち上げる際に掴んで立ち上がることが出来る手すりです。転倒してしまったときにもとっさに手すりを掴むことができます。
今すぐには使わないかもしれないけど、少し足腰が弱くなってきたら必要かもね。と話し合い、付けてもらいまいした。普段意識はしてないですが、すでに今使ってます。
手すりを掴んで「よっこいしょ」と立ち上がってます(笑)
棚、ミラー、カウンターの数、形状を決める
入浴中に使うアイテムは数多くあります。家族の年齢や性別が異なるとそれだけアイテムも増えていきます。我が家でも、娘と私が使うちょっと高めのヘアケア用品、主人と息子が使うシャンプーや、洗顔グッズにスペシャルケア用品・・色々あります。
棚があると収納力はアップします。あれば便利です。また鏡は大きいと見やすくて開放感もアップしますよね。浴槽のカウンターについても同じことが言えます。
けれどここは浴室です。他の空間とは違い水分と湿気のある空間です。
物があればある分だけ、カビが発生する原因になります。
思い切って撤去したカウンター
バケツが入らない
我が家は浴室にカウンターを付けました。今思えばなぜ付けたのでしょう・・
お風呂場には、カウンターが付いているものだと思い込んでいて、自然に付ける選択をしてしまったのかもしれません。
このカウンターにかなり悩まされました。もちろん、シャンプーやリンスを置いたり、洗面桶にお湯を貯めて顔を洗ったり、ちょっとしたものを洗面桶で洗うのにはとても便利な面もあるのですが、このカウンターがあるおかげでバケツが入りませんでした。蛇口とカウンターの高さがないためです。
そのまま洗濯機に入れたくない汚れの付いたものをバケツの中で予備洗いをしたり、靴を洗ったり、案外バケツを使うシーンは多いものです。このカウンターがとても邪魔でした。
どうするかというと、バケツを床に置いてシャワーを突っ込んでシャワーから水を出します。水圧でシャワーヘッドが上を向いてしまったらシャワー直撃。水浴びをするハメに(笑)。
またカウンター下の隅のほうの床の掃除がしづらいことも。カウンター下が半円の形をしてるので、身をかがめて手を伸ばしてなんだか変な姿勢をしない端まで届かないし、力もうまく入りません。
黒カビが決定打!
じわじわと地味なストレスを感じながらも過ごしていましたが、決定打はカウンターの内側の黒カビです。
こまめに掃除はしているものの、壁とカウンターの微妙な隙間からドロッとした黒カビが流れてきたり。カウンター下の中が半円の形になっているところは中は空洞になっているので、原因はそこ。
カビの温床と化しています。カビに餌を与えて育てているようなものです。カウンターの隙間に狙いを定めて熱いお湯を思い切り掛けます。水圧を受けて「ごはんですよ」みたいな黒カビが流れてきます。お風呂から出る時に、洗面器のお湯を思い切り隙間を狙ってかけます。うわぁ今日も出てきた出てきた!と見るのが日課で、裸でなにやってるんだかって感じですよね(笑)
手の届かないところにカビがあるのに対処できないもどかしさとともに過ごしていましたが
ある日、カウンター下をのぞくとネジと金具がいっぱい!
でもこれ取れるかも?
かなりの量のネジと部品でがっつりと固定されていましたが、黒カビを撃退したい気持ちがいっぱいで、ついに撤去に踏み切りました。取っちゃいました!
カウンターを外した内側は・・想像以上のカビ!カビ!!閲覧注意級です。
うへ~!となってすぐ家族を呼んで見せて大騒ぎ。
こんなラスボス級のものにちまちまとお湯をかけて戦っていたんですね。
カウンターを取り外すことは決しておススメはしません。取れないものを無理やり外したわけなので、自己責任です。
取り外したあとはネジ穴も目立つし、穴から水分や湿気が入り込んでしまったら、浴室の壁の内部がカビでボロボロになるかもしれません。要注意です。
穴をしっかりとふさいでから強力な防水テープを貼って対処しています。(これは定期的に張り替えをしています)
見た目は、壁にポツポツと穴をふさいだ箇所は見えますし、見栄えはあまりよくないかもしれませんが、主に家族が使う浴室です。他の誰に見せるわけでもないので気にしません。
なによりもカウンターがとれてカビの発生個所をなくすことが出来たことがすっきりしました。
壁をすっきり洗えることとバケツも使えます!
取り外せないものを外すのですからリスクもありますし、元に戻すことはできません。
なのでとても慎重にしなければなりませんが、うちの場合、外してよかったです。
すっきりしました!
何よりも掃除が楽になりました!!
先ほども書きましたが、浴室は物があればあるだけ、面と面が触れる部分があればあるだけカビが発生します。カウンターだけでなく、鏡(今はつけないお家も増えているようです)や棚なども本当に使うのかよく考えてからつけるのをお勧めしますし、今はマグネットタイプで壁に付けるタイプがたくさんあります。壁に付けると見た目もすっきりしますし、浮かせる分、カビの発生をおさえることもできます。色んな選択肢を取り入れてから決めていってくださいね。
エプロンにも気をつけて
浴室内でカビの温床となっている箇所がもうひとつ。
それはエプロンの内側です。
エプロンとは、浴槽を保護するカバー部分のことを指します。見た目をよくしたり、保温する目的で設置されています。エプロン内部がお湯の排出をする際に水がたまります。湿気がこもりやすくカビが発生する好条件な環境が整っています。
エプロン内部もとっても気になってます!!
出来ることなら取り外して掃除したい!エプロンの下部に左右に動くレバーがあるので「これは取れるのかも!?」と思い、年のためにメーカーさんに相談。型番などを伝えるとうちの浴槽は取れるタイプのエプロンではなかったです・・残念すぎる。
エプロンを外して中のカビを一掃できたらどれだけスッキリするでしょう。
メーカーさんからはNGと言われましが、取り付けたんだから取れるよね?という疑問もぬぐえません。
もしかしたら外れるかも。外れてもハマらないかもですよね。
戻せなかったら業者を呼ぶしかないですね。カビ取りの代償としてはかなり大きくなりそうで、まだ踏み込んではいません。私の葛藤は続きそうです。
浴槽を選ぶ際には、お掃除が出来る「外せるエプロン」をお勧めします!
浴室暖房と乾燥機能
天井の換気扇に暖房と乾燥機をプラスするオプションあります。
浴室暖房があると冬のお風呂でのヒートショック現象をふせぐことができます。また浴室乾燥機能があると室内のカビの予防もできますし、洗濯物を乾かすことができます。雨の日の洗濯物を早く乾かすことが出来るので家事効率UPにつながります。
我が家にもこの機能は付いていますが、これは本当におススメです!
つけておいて大正解!
浴室暖房は寒い冬にはかかせないし、夏の間はお風呂に入らずに今日はシャワーでいいかな?なんて日ありませんか?
でも裸で浴室に入ると案外ヒヤッとしたり、体が濡れると冷えを感じたり・・そんなときにでも、入浴をする少し前に暖房で室内を温めておくだけで体感が全然違います。
乾燥機能もめちゃくちゃ使います。「これ明日持ってく」と晩遅くに突然出される体操服や給食エプロン。お母さん絶句のパターンですよね。
そんな時にも乾燥機能を使って干しておけば、翌朝には笑顔で渡すことが出来ます。
大雨の中帰宅した子どもの濡れた靴。明日までに乾かさなきゃ。そんなときも便利です。
天井の換気口の物干しざおを我が家は一本にしましたが、上にあるものなので、邪魔になるわけでもないし、あったら便利なので、二本あっても良かったかなと思います。
乾燥ならガス衣類乾燥機乾太くんもおすすめ!
ガス衣類乾燥機「乾太くん」は、洗濯物を素早く乾燥させる便利な衣類乾燥機です。
熱いガスを利用して湿気を除去し、衣類を効率よく乾燥させます。
乾燥時間は6㎏が60分、9㎏が90分とスピーディー!家事の時短にもつながります。
朝洗濯をして乾太くんに入れておけば、タオル等は30分で乾いてしまうほど。
また乾太くんは燃料としてガスを使用するため、電力消費が少なく経済的です。乾太くんは衣類の乾燥だけでなく、消臭や菌の繁殖を抑制する機能も備えています。
多機能で操作もシンプルで使いやすく、忙しい日常で洗濯物を手早く乾燥させるのに最適!
乾太くんの使い方やメンテナンス方法を守れば、長く愛用できる頼れるパートナーになります♪
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もうひとつ、おすすめのもの
それはシャワーヘッドに止水スイッチをつけることです。
これは、私たちが家づくりにあたって、先に家を建てた友人から勧めされたものです。
小さなお子さんとお風呂に入るときに、髪の毛を洗ってあげますよね。
わざわざ水栓のレバーを切り替えなくとも、手元のスイッチで水を止めることが出来るのは、とても便利だからつけたほうがいいよ!と勧められたものです。
本当にその通りで、手元の切り替え一つで、水を出したり止めたり。
ちょっとした時にでも止水することが出来るので、すぐまた使うから出しっぱなし。ということがなくなります。カチッカチっと指一本で止水が出来るのでこまめに切り替えることが出来て節水にもつながります。お風呂掃除のときにも、止めたい瞬間に止められるのはとても便利です。
これはつけておいて良かったなと思うオプションでした。
手元スイッチはあくまでシャワーヘッドから出るお湯を一時的に止めておくものです。
完全に止めるものではないので、そのまま放置しているとけっどの付け根に水圧がかかり続けている状態になって、水圧に耐えられなくなった瞬間にシャワーヘッドが吹っ飛びます。
あくまで一時的なものとして、お風呂から上がるときには、水栓を閉める癖をつけておくのが大切です。
今回は浴室の中の浴槽の種類と、浴室カウンター、浴室暖房乾燥機能に絞って書きましたが、浴室の中にはまだまだ気になる箇所たくさんありますよね。
壁や床、扉と照明、窓はつける?つけない?
また次回、お伝えできたらと思います。
今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
チムでした!
〈自己紹介〉
6年前、長い長い家づくりの迷路で迷子になっていた頃に、
”幸せを創造しつづける”を理念にしているフォレストと出会いました。
「マイホームは建てて終わりじゃない、むしろこれからがスタート」に気づき、
将来を共にするパートナーとしてフォレストを選び、ここで建てようと決心。
我が家は20年、30年、その先も長く過ごすものです。
自分自身の体験を通し、多くの人にWBHOUSEを知ってもらいたいと思い、
フォレストの発信をサポートをしています。
家づくりを始める皆さんに読んでいただけたら嬉しいです。
姫路市在住。夫と子ども二人と猫とWBHOUSEに暮らして6年目。
好きな言葉はシンデレラフィット、嫌いな言葉はデッドスペース。
整理整頓と時々断捨離、収納やインテリアを工夫しながら日々の暮らしさを模索中。