こんにちは!
姫路でWB工法を採用した家づくりを行っている、フォレストのちむです。
気温がぐっと下がりました。我が家の二匹の猫たちがくっついて寝るようになりました。
秋を味わう間もなくあっという間に冬になりそうですね。

さて、最近、空き巣や強盗被害の事件が相次ぎ、世間を騒がせています。
空き巣による事件に加えて、最近は在宅中に家に押し入られるケースもとても増えてきています。

家の財産、家族の安全や、自分の身を守っていくためにも防犯対策がとても重要になってきます。
侵入窃盗の発生場所として最も多いのはどこだと思いますか?
答えは「一戸建て住宅」です!怖いですね。
家作りを始められるみなさん、防犯対策を見直す良い機会です。

私も窓の施錠を忘れてそのまま外出。帰ってきてから「あ。開いてた!」と気が付くことも何度かありました。何かあってからでは取返しつかないですよね。防犯対策に対する意識はとっても大切です。


大切な家族や安全安心な暮らしのために何ができるでしょうか。

家を建てるにあたっての防犯対策のポイントをまとめました。

窓の防犯対策

窓は室内の空気を入れ替えたり、外観を楽しんだりすることができる、家のなかでも重要な場所のひとつです。大きな窓から光を取り入れたいですよね。
しかしこれは裏を返すと外から中の様子を確認できるほか、不法侵入の経路のひとつとなってしまいます。

実は、警察庁の発表の調査によると、一戸建て住宅における侵入窃盗の最も多い侵入口は断トツで

「窓」です!!

窓からの侵入を防ぐための対策をしましょう。

防犯性能の高い窓ガラスを設置する

大抵の窃盗犯は、無施錠のドアを開けるか、道具を使ってガラスの一部分を破り、クレセント錠(施錠金具)を開錠し、サッシを開けて室内に侵入します。
そのため、新築戸建てにおける窓の主な防犯対策は、ガラスの強化とクレセント錠部分の強化です。

クレセント錠とは引き違い窓に最も多く見られる引っかけ止めるタイプの鍵のことをいいます。

窓ガラスはすぐに破られない防犯性能の高い合わせガラスを設置することをおすすめします。

防犯ガラスは一般的なガラスより割れにくく、割るまでに時間がかかります。5分以上の時間がかかると、空き巣は侵入をあきらめるといわれています

クレセント錠は、暗証番号ダイヤル付きのものなど解錠に時間がかかるタイプがお勧めです。
また上下部に補助錠を取り付けるのもおすすめです。
庭の木などに隠れて外から見えにくい1階の掃き出し窓や、腰壁があって隠れやすい2階ベランダの掃き出し窓などは侵入を歓迎しているようなものです。特に注意しましょう。

掃き出し窓周辺は見通しの良い構造にしましょう。
ベランダへ上る足場になる可能性のあるものは取り除いておくことも大切です。入り込む隙を見せないことが大切です。侵入が難しい場所、侵入するところが目立つ場所、侵入に時間がかかる場所など、侵入者にとって「この家はやめとこう」と思わせる家を作ることが大切です。

防犯フィルムを貼る

手軽にできるのが、窓を割りにくくする防犯フィルムを貼ることです。鍵周りにだけ貼ってもよいのですが、できるなら全面に貼ったほうが効果的。地震などの災害時にガラスが飛び散ることも防いでくれます。

面格子、雨戸を設置

浴室やトイレなどの小さな窓、ふだん出入りしない窓には面格子を、大きな窓には雨戸を設置する対策もおすすめです。空き巣の中には、面格子をはずしてしまうツワモノもいますが、はずすまでに時間がかかるため、狙われにくくなるとされています。雨戸は、窓に直接触れることができなくなりますし、開ける際に大きな音が鳴るため、防犯対策として効果的だといえます。

空き巣の警戒心などを利用した防犯対策

前項で紹介した対策と組み合わせると、より効果的です。

窓付近に防犯ブザー、アラームを設置

窓に直接対策をするのではなく、「人に見つかりたくない」という空き巣の警戒心を利用した窓周りの防犯対策もあります。

窓が開いたら音が鳴るように、防犯ブザーやアラームを設置します。

窓が開いた瞬間に音が鳴るタイプと、振動を察知して鳴るタイプがあるので、環境に合わせて選ぶとよいでしょう。

なお、音の役割は、侵入を周囲に知らせるだけでなく空き巣を驚かせることにもあります。空き巣被害が頻発している地域では、できるだけ大きな音のものを選ぶという手あります。しかし誤作動による騒音の懸念もありますので、ご近所への配慮もお忘れなく。

窓付近に防犯カメラを設置

設置していることが外からも分かり、なおかつ死角ができない位置に防犯カメラを取り付けます。防犯カメラのある家に、空き巣は近づかないとされています。また、万が一空き巣に入られたとしても、証拠を残すことができます。

窓付近にライトの設置

人が近づくとセンサーが感知して灯りがともるライトを設置することも効果的です。ホームセンターなどで、数千円程度で販売されており、取り付けも簡単です。

死角が多い勝手口防犯対策

ごみを出したり、洗濯物を干したりと、動線がよく便利な出口である勝手口ですが、勝手口は死角になっていることが多いのに加え、玄関よりも防犯性能が劣るため、、侵入経路をして狙われることが多いので注意しましょう。

玄関のドアと同様、頑丈なドアと防犯性能の高い錠前が必要です。勝手口まわりの見通しを良くしたり、人影に反応するセンサーライトや歩くと大きな足音が鳴る防犯砂利、警報ブザーなどを導入したりすることも役立ちます。
しかし、どんなに頑丈なドアや高性能の鍵を持っていても、無施錠では意味がありません。
ゴミ出しなどの短時間でもしっかり施錠する習慣を身につけることが防犯対策となります。
我が家の勝手口も人感センサーライトを設置しています。
勝手口のドアはすりガラスになっているので、センサーライトが反応するとすぐに気づきます。
センサーサイトが反応したので開けてみたらごみ箱に顔を突っ込んでいる野生のタヌキだったことも!

「外周・庭」の防犯対策

外周や庭は不法侵入者が様子をうかがったり、侵入後に自宅の様子を確認したりする可能性があります。
新築戸建ての外周や庭には、下記のような防犯対策が効果的です。

1. 垣根は表からの死角を作らないようにし、トゲのある低木などにする

2. 塀・柵・生け垣は、見通しが良く、乗り越えられず、すり抜けられず、足場にならないような構  造・材質・形態・高さにする
柵は適度な高さのあり、足のかけにくい縦格子のものがお勧めです。
生け垣には、通りにくくするためにトゲのある低木が効果的です。
また、侵入者が身を隠せないよう、周囲からの見通しを良くするために、庭木の手入れはこまめに行いましょう。

中が完全に目隠しされてしまうような生け垣や塀は、防犯上はおすすめできません。

3.  庭・裏庭には上階への足場となるものは置かない

4. 外部からの死角を作らない
また、庭木、物置、室外機、ガレージなどが2階の屋根やベランダなどに上がる足場とならないよう気をつけましょう。

5. 上に上る足場を作らない

もしも侵入者と遭遇してしまったら・・

侵入者と鉢合わせしてしまった場合、まず最優先は自身の安全を確保することです。

空き巣犯と直接対峙しないことが重要です。気づかれないように静かに部屋を出て、できれば安全な外部へ逃げましょう。空き巣は多くの場合、対人の接触を避けたいと思っているため、離れることで被害を防げる可能性が高まります。

安全な場所として、近年「パニックルーム」が注目されています。

パニックルームとは災害や強盗から身を守るための緊急用の小部屋のことをいいます。
家の中に一室でも良いので、内側から施錠ができる部屋を作っておきましょう。
何か起こったときには、この部屋に駆け込むこと。と家族の中でもよく話し合っておくことも
大切です。

フォレストでは、防犯性に優れた家も施工しています

リビングからつながるウッドデッキスペースは、外からの視線はすべて遮断。侵入者に覗かれる心配もありません。また外の目を気にすることなく家族だけの特別な空間を楽しめます!

右側の大きなガラス扉は防犯性能・断熱性能ばっちり。電動シャッター付きで、人間の手ではなかなか開けることができません。
また、お家の窓のほとんどが細い&狭い&高いものにして不審者の侵入は困難!

これから家づくりをされるみなさん、家づくりにおいてこだわる箇所はいろいろあると思います。そのこだわりの一つに「防犯力」を追加して、家族が安心で安全に過ごせる強い家作りをしてくださいね。

今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。

ちむでした。

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