こんにちは!
姫路でWB工法を採用した家づくりを行っている、WBHOUSE歴7年目のフォレストのちむです。
11月に入りました。2024年があと2か月で終わるなんて・・

さて今回はベランダについてです。

以前にも新築の我が家の後悔ポイントとして「ベランダ」記事を書いたことがあります。

ベランダはいらなかった!もし次家を建てるならベランダはつけないとか、自分で希望して設置した
にもかかわらず、ベランダ放置しすぎてごみが溜まってるなどと書いた記憶があります。



今日、久々に我が家のベランダが目に留まりました。
我が家のベランダは相変わらず、ごみが隅にたまり、劣化が進んだ洗濯バサミがひとつポツンと付いているだけの淋しい物干し竿がそこにありました。
なんかごめんねと胸の中で呟いて、そっと目を逸らしました・・


私がここまでベランダを放置してしまう理由は単純に「使う理由がない」からです。

私がベランダを使わないわけ

洗濯物はすべて室内干しだから


WBHOUSEの我が家はとっても通気性がよいです。吹き抜けのファンが空気を攪拌してくれているので、室内干しの洗濯物がびっくりするくらいによく乾きます!
部屋に設置したホスクリーンや、浴室乾燥機も強い味方をしてくれるおかげで、暑い夏にも寒い冬にもわざわざ外に出て洗濯物を干す必要が全くなくなったからです!!

布団を干したいという感覚があまりなくなったから

WBHOUSEは壁の中を空気が流れるので、夏の熱気も湿気もこもらないのが大きな特徴です。

WBHOUSE工法のメリットでもある湿度の自動調整と湿度を通す仕組みによって常に快適です!

そもそも、なぜ布団干しが必要なのかですが、みなさん知っていますか?

天気の良い日はなんとなーく布団を引っ張りだして布団バンバンしていませんか?

答えは、湿気や熱気によって、布団がカビやダニの温床になるから。

WBHOUSEは、湿気や熱気がこもらない設計になっているので、布団なども湿気や熱気の吸収が少なくなります。

湿度の高い季節であっても布団がじめじめしていて気持ち悪いということはなく、一年中カラッとした布団で眠ることができます。

布団乾燥機の使用

天日干しでもダニを除去することはできません

みなさんがお布団を天日干しする理由は乾燥と殺菌だと思いますが、実は、ダニは50℃以上の熱を30分以上当て続けないと効果がなく、表面が熱くなっていても涼しい裏側に逃げられてしまうため、天日干しでの消毒やダニ退治はあまり効果がありません。


こんな事実をしらずに、どれほどの間布団をバンバンしていたでしょう・・・

天日干しで乾いたふかふかのお布団はふっくらと柔らかさが増して気持ちよく眠れますが
お布団の乾燥と殺菌をメインに考える場合は布団乾燥機を使う方が確実で、布団の移動の手間もなくなります。

布団乾燥機を使えば、ダニが生息しにくい高い温度まで布団を温め、さらに布団の湿度も低くなるため、ダニ対策にも効果的ですし、ダニの死骸はアレルギー源になりますので、私は布団クリーナーも併用しています。

ほかにも・・

ベランダへの出入りがめんどくさい(外履きに履き替えるのが地味にめんどい)

二階にあまりいかない

私の場合はこのような理由から、ベランダから足が遠のいてしまいました。

こんな人はベランダ無しをおすすめ

ベランダに物を干さない

家の中に十分な物干しスペースがあったり、浴室乾燥機を使う予定の方、または花粉やPM2.5を気にして、外干しはしない!と決めているのであれば、まずベランダの必要性はないと思います。

じゅうぶんな広さの庭が取れる

・ベランダ菜園
・こどものプール
・ごみの一時置き場
・エアコン室外機置き場

上記のことはぜーんぶベランダでなくても、庭で用が足りるからです。

狭小地や住宅密集地で採光や通風が期待できない

狭小地や住宅密集地も、ベランダが本当にいるのか検討が必要です。ベランダをつくったとしても、以下の状況だと使わなくなる可能性があります。

・狭い
・暗い
・風が通らない
・隣人の視線が気になる

ベランダを無しにした場合のメリット

掃除の手間が減る

ベランダには砂やホコリ、鳥のフン、虫の死骸などがつきますので、定期的に掃除が必要です。排水溝のゴミの除去や、雪国であれば除雪作業が必要になることもあるでしょう。

ベランダの掃き掃除や洗浄は、意外と大変です。ベランダに水栓が無い場合は、室内からバケツで水を運ばないといけません。

ベランダがなければ、掃除の手間から開放されます。長く暮らせば暮らすほど、この効果は大きく実感できるでしょう。

コストが下がる

ベランダをつくるには、外壁工事や防水工事、金物等のイニシャルコストがかかります。ベランダを無くせば、この費用はかかりません 。

また、ベランダが無ければ定期メンテナンスとそのコストも必要なくなります。
ベランダの防水は、雨漏りを防ぐために一定期間ごとに塗り替えや修繕が必要になるのです。

雨漏りのほとんどは「屋根材、板金、サッシ(窓)、ベランダ、外壁材」で発生します。
このうちで唯一無くせるのは「ベランダ」だけです。
雨漏りの不安が一か所減る効果は大きいでしょう。

防犯上の不安が減る

最近の空き巣や強盗被害のニュースが多く聞きます。防犯を気にされてる方も多いのでは?
ベランダは侵入経路として使われることも多い場所です。

多くのベランダは、プライバシーを守るために中が見えにくくなっています。ですから、空き巣にとっては隠れやすく、誰にも見られずに窓の解錠作業ができる都合のよい場所なのです。

一般的に、この対策として窓を防犯ガラスにしたり人感センサーライトを設置したりします。電柱・塀・高木など、侵入の足場になるものとベランダの位置関係にも留意しなくてはなりません。

もしも、ベランダがなかったら、もう少し防犯対策のレベルを下げることができるし、安心&安全です。

従来、2階建て以上の住宅にはベランダを付けるのが常識でしたが、最近はその「常識」が見直されています。

家づくりで「当たり前」とされてきたことも、案外無くてもよいことも。

自然に植え付けられていた「当たり前」の常識が、実は不要なこともあります。
今までの当たり前はいったん頭から切り離し、不要なものは手離して快適に暮らしていけたらいいですね。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

ちむでした。

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