冬のお悩み 結露に有効的な対策5選!
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こんにちは!
姫路でWB工法を採用した家づくりを行っている、WBHOUSE歴7年目のフォレストのちむです。
やっと山々が色づき始めました。真っ赤に染まった紅葉も、緑と入り混じったコントラストも
とても綺麗で、紅葉を楽しめる日本に住んでいてよかったなと思う瞬間です。
さて、秋が過ぎるとすぐに冬がやってきますね。
今回は、さむ~い冬の困りごとのひとつ、「結露」についてです。
そもそも結露ってどうして起こるの?
結露は、空気中の水蒸気が冷やされて水滴になる現象です。
空気中に含まれる水蒸気の量は、気温によって最大量が決まっていて、温度が高いほど多くなります。結露は屋内の暖かく湿った空気に含まれる水蒸気が、冷たい壁や窓などに触れて温度が下がり限界を超え、水に変わることで発生します。
水蒸気と聞くと加湿器を思いから出てくる目に見える白いモクモクを思い浮かべますが、実は家の中には水蒸気を出すものはほかにもたくさんあります。料理をしていても水蒸気は出るし、人が呼吸するだけでも水蒸気は出ますよね。
住宅に結露は大敵
結露が放置されると、色々とわる~い影響が発生します。
カビの発生:壁や窓の周りに水分がたまると、カビの原因になります。
建材の劣化:木材や壁紙が湿気を吸って傷む可能性があります。
健康被害:カビやダニが原因でアレルギーや呼吸器疾患を引き起こすことがあります。
木造住宅は木でできているので水分は大敵です。
結露を放置すると木材が水分を吸い込んで、家の強度が落ちてしまう可能性もあります。
また木材も、素材によっては湿気を吸い込んで劣化したり、断熱効果が落ちたりすることも考えられますし、湿気を好むシロアリが来て、家の土台や柱を食い荒らしてしまう可能性もあるでしょう。
頻繁に結露すると、カビが発生してアレルギーや喘息の引き金になることもあるので、家だけでなく家族の健康にもよくありません。家のためにも家族の健康のためにも、できるだけ結露しない工夫が必要です。
結露って恐ろしい!
結露対策をしましょう!
対策① こまめに空気の入れ替えをする
空気の入れ替えをこまめに行うと湿気がこもらず、結露の発生を防げます。
実は押し入れやクローゼットの中にも結露は発生するのです。
普段開け閉めのない押し入れなども、こまめに扉を開けて中の空気を入れ替えましょう。
と言っても、寒い冬にせっかく温まった室内に冷たい空気入れたくないですよね。
窓を開けにくい季節や部屋の場合は、換気扇をつけたり、サーキュレーターを稼働させたりして空気を循環させるのも効果的な方法です。
対策② 結露防止フィルムを窓に貼る
窓の温度を下げない結露防止フィルムを窓に貼ると結露を防止できます。
結露防止フィルムは透明なものだけではなく、おしゃれな模様があるものや目隠し効果があるものもあります。ホームセンターやネットで手に入ります。
商品によっては10年交換しないで良いものもあるため、メンテナンスがラクです。
対策③ 結露吸水テープを窓に貼る
結露吸水テープを窓に貼るのも、結露の予防になります。結露吸水テープは、窓の上部から垂れてきた結露やサッシ部分にできた結露を吸い取れるものです。
発生させないというのではなく、発生させた結露をいかに広げずに吸収するかです。
結露防止フィルムと結露吸水テープを併用すると万全な対策ができます。ただし、結露吸水テープはカビが生えやすいためこまめな交換が必要です。
対策④ 結露防止スプレーを窓に吹き付ける
結露防止スプレーを窓に吹き付けておくと、結露によってできた水滴が床に垂れたりカーテンへ付着したりするのを防ぎます。
スプレーすると、窓に吸水効果のある透明な薄い膜ができ、水滴が垂れるのを抑えられる仕組みです。商品によって異なりますが、吹き付ける目安は1ヵ月に1回ほど。結露だけではなくカビの発生防止や断熱などの効果があるタイプもあります。窓に吹き付けるだけなどで、窓の見た目の邪魔になりません。
スプレー後にふき取りが必要なものもあるので、事前に使用方法を確認しておきましょう。
対策⑤ 除湿機を設置する
除湿機は部屋全体の湿度を下げるので結露を防げます。
冬場は乾燥対策や感染症の予防に加湿器を使用するイメージがありますが、結露がある場合も湿度が高い状態のため除湿機の設置がおすすめです。
冬場は、乾燥や風邪予防のため加湿が大事と言われていますが、結露対策には除湿も大事です。
結露を防ぎたいのなら、快適性とのバランスを取ることが大切です。
結露とは無縁の我が家
結露についていろいろと解説をしていましたが、じゃあ、ちむ家はどうなの?いうと・・・
我が家はWBHOUSEに住み始めてからは結露とは無縁の生活をしています!
結露に無縁ということは、カビとも無縁です。
高気密高断熱の家なら当たり前じゃないの?と思われるかもしれませんが、そうではありません。
気密性、断熱性に優れた家でも、結露の条件が揃ってしまったら残念ですが結露は発生してしまいます。せっかく建てた家なのに、毎年結露対策に奮闘しなければいけないなんて・・嫌ですよね。
なぜ我が家は結露と無縁なんでしょうか?
結露とは無縁なワケ
その① 形状記憶合金の通気口
我が家が結露とは無縁の健康生活を送れる理由は
形状記憶合金の通気口が設置されているWBHOUSEに住んでいるから!
「形状記憶合金の通気口」・・ちょっと聞きなれない言葉ではありますが、なんだか強そうなネーミングですよね。
実際どんなものかというと
人間が暑くなったら服を脱ぎ、寒くなったら服を着こむように、形状記憶合金の通気口は気温によって、開いたり閉めたりと、自動的に開閉する通気口です。
気温によって、伸びたり縮んだり・・
夏の暑い時期には縮み、冬の寒い時期には伸びます。
電気代がかからず、人の手間も不要。
勝手に開いたり閉じたりしてくれる優れものです。
フォレストの家は、各通気口にこの仕組みを利用しています。
気温が低くなる冬は形状記憶合金がとりつけられた通気口により冷気が遮断されます。
WBHOUSEは夏は通気性に優れていますが、夏とは一変、家は気密性が高い状態になります。
壁の中の空気を動きにくくすることで空気の層ができ、まるでダウンジャケットを羽織ったような家になり断熱性がアップし、じんわりと暖かくなります。
ここまでは暖かさの話です。
じゃあ、問題の湿気は?というと、夏の間にカラカラに乾燥してた木材が、通気口が遮断されていても、発生した湿気をグングンと吸湿してくれます。
これがWBHOUSEの通気口の最大の魅力と特徴です。
その② 優れた透湿性能
フォレストが採用しているコットンクロスは透湿性に優れています。
土壁のような原理で家の中の湿度を透湿してくれます。
水が高い所から低い所へ流れるように、目に見えない湿気も同じ動きをします。
湿度が高い室内から、木材が呼吸し湿気を吸収してくれる壁の中へ。
家の中の余分な湿気は外へ排出されるため、快適な湿度の中で過ごすことができます。
特に結露はカビやダニ、家のトラブルの原因になる厄介者です。
室内だけでなく、見えない壁の中(構造)も正しい湿度にすることで、アレルギーや化学物質過敏症といった病気を防ぐこともできます。
WBHOUSEは寒いってホント!?
結露に無縁な快適生活を送れるWBHOUSEですが、結露が発生しない代わりに寒いんじゃないの?と
思われる方もいらっしゃるかも!
通気断熱WB工法についてインターネットで検索すると「WB工法 寒い」という関連キーワードが表示されることがあります。
これを見た人は、WB工法で建てた家=寒いと誤解することがありますが、
実際にはWB工法の家は寒くありません!
WB工法はエアコンに頼らずに一年中快適な室温を保つ優れた住宅です。
「寒い」と思われる理由として、壁内の通気層から隙間風が入ると考えられている可能性があります。しかし、WB工法の家は高い気密性を持ち、隙間風の心配は不要です。
さらに、先ほどから何度も登場している「形状記憶合金の通気口」のおかげで、冬場は通気口が閉じるため、断熱層として機能します。このように、WB工法の家は高気密・高断熱であり、冬でも快適な温かい空間を実現しています。
このように正しく建築されたWB工法は冬でも暖かい室内環境を実現できる、一年中快適に暮らせる工法です。
まとめ
これから冬本番。結露の問題はとても厄介な問題でありますが、家の状態と湿度と上手に付き合って快適なバランスで生活していきたいですね。
今回も最後まで読んでくださってありがとうございました。
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