こんにちは! 姫路でWB工法を採用した家づくりを行っている、WBHOUSE歴7年目のフォレストのちむです。

先日、フォレストの事務所の隣で行われた地鎮祭に参列しました。
事務所の隣に、ワクワクが詰まった建物がこれから登場しますよ!お楽しみに☆

私が地鎮祭に参列するのは、7年前に自分の家の地鎮祭に参加して以来でした。
マイホーム以外で地鎮祭に立ち会う機会があるなんて、とてもありがたいことです😊

地鎮祭とは?

地鎮祭とは、お家を建てる工事前に行う神道の祭事で、日本では昔から大切にされてきた儀式の一つです。土地を守る神様へお祈りをし、安全な工事と家の繁栄を願います。祝詞(のりと)を奏上し、お供え物を捧げるのが一般的です。

「私たちはこういう者です。この度、この土地に家を建てさせてもらいます。つきましては、安全に工事が終わりますように、また今後家族が幸せに暮らせますように、どうぞよろしくお願いします。」

このように、神様にご挨拶とお願いをする儀式です。

変化する地鎮祭の形

一昔前は、家づくりの前に地鎮祭を行うのが当たり前でした。
けれど最近では無宗教の人や、地鎮祭自体を古い風習と感じる人も増えていて、地鎮祭をしないケースもあるようです。
また、建築技術の向上により、工事の安全性そのものが高まったことも影響しているでしょう。
変えてはいけないことってあると思うのですが、それすら変わっていくというのは、ちょっと寂しい時代の変化ですね。

地鎮祭は義務ではない

地鎮祭は必ず行わなければならないものではありません。

その目的は、土地を守る神様を祀り、工事の安全を祈願することですが、法律で義務付けられているわけではないため、必要性を感じなければ省略することもできます。

以下のような理由で、地鎮祭を行わない人も増えています。

  • 施主が無宗教である
  • 家の建設予定地が遠方で、スケジュール調整が難しい
  • 工事の日程と地鎮祭を行える吉日(大安・先勝・友引の午前中など)が合わない

また、施工会社が施主に代わって簡易的なお祓いを行うケースもあります。

れでも地鎮祭をおすすめする理由

工事の安全と家の繁栄を祈ることで安心感が得られる

家を建てるというのは、人生において大きなイベントです。地鎮祭では、その土地に「これからお世話になります」と挨拶し、工事の安全や家の繁栄を祈願します。これは単なる儀式ではなく、施主や施工者が 「この家を大切にしよう」という意識を高める機会 にもなります。地鎮祭は、工事関係者やこれから住む土地のご近所の方々に挨拶をする貴重な機会でもあります。

施工業者の意識が変わる

地鎮祭を行うことで、施工業者の方々も 「この工事は特別なものだ」と意識を引き締める きっかけになります。地鎮祭をした現場としない現場では、職人の取り組み方が変わるという話もあります。 特に理由がないのであれば、地鎮祭をすることで得られる安心感は大きいと思います。

土地にまつわるリスクを軽減できる

日本には「地鎮の祈りを捧げないと土地の神様の怒りを買う」という言い伝えがあります。

これを信じるかどうかは人それぞれですが、実際に地鎮祭をせずにトラブルが起こった場合、「やっぱりやっておけばよかった…」と後悔するかもしれません。

資産価値や縁起を気にする人もいる

将来的に家を売ることになった場合、購入希望者の中には「この土地で地鎮祭はしましたか?」と気にする方もいます。また、親族や年配の方々が地鎮祭を大切に考えている場合、後々「やらなかったこと」を指摘されることもあります。

地鎮祭をしない選択でなく、簡易的な形で行う選択肢もあります。
例えば、神社でお祓いを受けたり、土地に塩を撒いたりする方法です。
施工会社が簡易的なお祓いを行う場合もあります。

地鎮祭をやって良かった人の声

・「この土地に一生涯住む家の祈願が無事終了しました。両親や信頼している工務店さんと一緒に参加でき、良い儀式だったと感動しました。地鎮祭を行い、大切な家づくりに向けて、良いスタートが切れたと思います。」

・「一度は中止しようと思いましたが、やってみて本当に良かったと感じました。手に入れたのは『もの』ではなく、安心して暮らせる『こと』でした。」

・祈願は目には見えませんが、現代の不安の多い世の中では、やることで安心感が得られるのかもしれません。

地鎮祭をしなかった人の声

「地鎮祭をする意味が理解できませんでした。単なる気休めのために神主にお金を払うのは馬鹿らしく感じました。」

「地鎮祭をしたからといって、不幸を防げるわけではないと思いました。」

地鎮祭の記憶に残る思い出

私たち家族は、地鎮祭を行いました。
今回のフォレストの地鎮祭をきっかけに、家族に地鎮祭の思い出を聞いてみました。

当時はまだ小さかった子供たちでしたが、しっかり覚えていてびっくりしました。
普段はお正月くらいしか見かけない神主さんがわざわざ来てくれるし、初めて見る祭壇やお供えものが並び、お父さんお母さんはちょっと緊張した様子。
「これは何かが始まる!」という強い印象を受けたようです。

「えい!えい!えい!」

地鎮祭では、神主さんの指示に沿って礼やお祈りをします。 「地鎮の儀」では、主人が「えい!えい!えい!」と声を出しながら、斎鍬(いみくわ)で鍬入れのマネをしました。

子供たちは、お父さんが「えい!えい!えい!」と真剣に言っている姿が面白くて?初めてみる父の姿がとても印象に残ったようです。

ちなみに「えい」という言葉には、「繁栄」の「栄える」という意味もあるそうです。

地鎮祭をしてみて

私は地鎮祭をして良かったなと思います。 特に縁起担ぎや古い習慣にこだわるタイプではないですが、一生その土地の上で暮らすわけですから、やはりやっておいた方が安心です。

何かあった時に「あの時、地鎮祭をしておけば…」と思うのも嫌ですし、うちのように子供たちにとっても一生に一度の良い思い出になります。

地鎮祭は、土地とのご縁を結び、工事の安全を祈願する儀式。 土地への感謝や、新たな決意を込める機会として、新築の節目に良い思い出として残ることでしょう。

着工前の大切な時間、大事にしたいですね!

今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。

今年は夜桜を見にいきたいちむでした。

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