姫路でWB工法の家に住んで8年目になる、フォレストのちむです😺

「自然素材の家って、体にいいらしいよ」
家づくりを考え始めた頃、そんな言葉を何度も耳にしました。

でも正直なところ、最初はピンときていませんでした。
無垢材、健康住宅、空気がきれい――確かにどれも良さそうだけど、どこかふんわりしていて、「本当にそこまで違うの?」という気持ちのほうが強かったんです。

それよりも関心があったのは、間取りやデザイン、収納の量など、目に見える部分ばかり。

ただ、ひとつだけずっと気になっていたのが「子どもの健康」。
乾燥肌がひどく、季節の変わり目になると体調を崩しやすい。
「せめて家の中では、少しでもラクに過ごさせてあげたい」
その想いが、自然素材や空気環境に目を向けるきっかけでした。

8年間WBHOUSEに住んでみて実感することは「家の空気って、こんなに大事だったんだ!」ということ。

今回は、自然素材×WB工法の家に住んで8年。
子どもの健康や家族の体調、そして毎日の暮らしが実際にどう変わったのかを、実体験ベースでお話ししていきます😊


自然素材の家は、暮らしの“土台”を静かに整えてくれる

8年住んでみて、今ははっきり言えます。
自然素材の家は、暮らしの土台を静かに整えてくれる存在です。

何かを劇的に変えるというより、「あれ?そういえば最近、困ってないな」と気づく。

そんな感覚が、少しずつ積み重なっていく。

体調のこと、空気のこと、湿気のこと。
いちいち気にすることがなくなったことが何よりも快適に過ごせている証拠ですよね。
不快が気に止まらない日常が続くこと自体が、いちばんの価値なのかもしれません。

子どもの乾燥肌が、気づけば改善していた話

家づくりを考えた時に間取りやデザインに目が行きがちだった私ですが、暮らしの快適さや健康を左右するのは「家の空気」だと、今は強く感じています。
目に見えないものほど、毎日の積み重ねに影響しているんですよね。

実は私自身、子どもが10歳くらいの頃、乾燥肌とハウスダストのアレルギーに悩んでいました。
冬の乾燥時期には「痒い!」と血が出るほど掻きむしってしまったり、目のかゆみや咳が止まらなかったり…。
親として、何とかしてあげたい気持ちでいっぱいだったのを覚えています。

以前の住まいでは、冬になると肌がカサカサに乾燥し、かゆみで夜も眠れない日がありました。
「肌の保湿」にはとても神経質になっていました。
1か月おきに皮膚科に通って保湿剤をもらうのが当たり前。
布団やカーペットに溜まるハウスダストも大敵で、掃除機は毎日かけていたし、空気清浄機を置いたりとあらゆる手を尽くして対策をしていましたが、それでも改善することはなく、朝は鼻水とくしゃみから始まる毎日でした。
「体質だから仕方ないのかな」と、どこかで諦めていた部分もあったと思います。

ところが、WBHOUSEに住んでから状況は一変しました。
「あれ?最近、かゆいって言わなくなったね」「肌が綺麗になってる!」
「そういえば、保湿クリームもあまり減ってないね」

あれだけ繰り返していた肌トラブルが、いつの間にか落ち着いていたのです。
皮膚科に行く必要もなくなり、保湿クリームは最小限に。
あれやこれやと並んでいた保湿クリームたちは姿を消しました・・
今ではクリームに頼らずとも塗らなくても肌はしっとり。
正直、親の私が「うらやましい」と思うくらいです😊

鼻水や咳も明らかに減り、季節の変わり目に出ていた発作もほとんどなくなりました。
「また病院かな…」という不安から解放され、家族みんなが安心して過ごせるようになったのは、本当に大きな変化でした。

定期的に体調を崩していた家族が、ここ数年寝込まなくなった理由

以前は季節の変わり目ごとに風邪をひいたり、定期的に熱を出して寝込むことも多かった家族も、ほとんど熱を出したり体調を崩すことがなくなりました!
今では家族みんな、元気に過ごせる日がぐんと増えました。
これは本当に嬉しい変化です!

「たかが空気、されど空気」。

空気がよどまない。
においがこもらない。
湿気が少なく、カビを気にしなくていい。

こうした積み重ねが、体への負担を減らしてくれているのだと感じています。

夏も梅雨もジメジメしない。それだけで暮らしはこんなにラク

夏の暑さや梅雨のジメジメの蒸し暑さ。
外に一歩出ただけで、ムワッとした重たい空気に包まれて、まだ何もしていないのに体力を持っていかれる感じ…。洗濯物は乾きにくいし、汗はベタベタするし、「夏ってこんなにしんどかったっけ?」と思うことも少なくありません。

そんな外の空気とは対照的に、家のドアを開けて中に入った瞬間、ふわ~っと涼しい!
ふっと体がゆるむのを感じます。
空気がサラッとしていて、まとわりつくような湿気がない。
思わず深呼吸したくなるような、軽くて澄んだ空気なんです。

WB工法の家は、壁の中に空気の通り道がつくられていて、湿気がこもりにくい仕組みになっています。
ジメジメの原因になる湿気を、家の中に溜め込まず、自然に外へと逃がしてくれる。だから、梅雨でも床はベタつきにくく、室内にいても不快感が少ないんです。

そのおかげで、エアコンをガンガンに効かせなくても快適。
「とりあえず冷やす」ではなく、「空気そのものが整っている」感覚に近いかもしれません。冷房に頼りすぎない分、体もラクですし、冷えすぎて体調が悪くなるようなことも減りました。

正直、この「ジメジメしない」というだけで、夏や梅雨のストレスはぐっと軽くなります。
湿気でイライラすることが減り、家の中で過ごす時間が自然と心地よくなる。
毎年やってくる蒸し暑さも、「まあ、なんとかなるか」と思えるようになったのは、この空気感のおかげだと感じています。

夏の無垢床が気持ちよくて、裸足で過ごす時間が増えた

夏になると、我が家では自然と裸足で過ごす時間が増えていきます。
スリッパを履くのを忘れる、というより、履かなくてもいいと思える心地よさ。無垢床のサラサラした感触が、とにかく気持ちいいんです。

汗をかいてもベタつかず、かといって冷たすぎるわけでもない。
一歩踏み出すたびに、足裏にふわっとやさしさが伝わってきて、「ああ、やっぱり無垢床っていいな」と実感します。
木の表面が湿気をほどよく調整してくれているからか、梅雨や真夏でも不快感が少ないのが本当にありがたいところです。

子どもたちも、特に何か言わなくても、気づけば床にゴロン。
おもちゃを広げて遊んだり、本を読んだり、そのままお昼寝してしまったり。
「床=座る・寝転ぶ場所」になっているのは、冷たすぎず、硬すぎず、安心して体を預けられるからなんだと思います。

私自身も、夏の暑い日に無垢床の上に大の字になってゴロンとする時間が大好きです。
エアコンを控えめにつけた室内で、床から伝わってくるほんのりしたひんやり感。
体の熱がすーっと抜けていくようで、「ちょっと休憩」のつもりが、そのまま気持ちよくて寝てしまった…なんてこともよくあります(笑)

無垢床があるだけで、家の中での過ごし方が変わりました。
ソファに座らなくても、特別な場所をつくらなくても、床そのものがくつろぎのスペースになる。
無垢床のおかげで、家の中で過ごす時間そのものが、より自然で、より心地よいものに変わったと感じています。

正直に書きます|自然素材の家で知っておいてほしいこと

無垢材は、たしかに傷もつきますし、水をこぼしたらサッと拭いてあげる必要もあります。
気を抜くとシミになってしまうこともあるし、「扱いが大変そう」と思われがちな素材かもしれません。

でも実際に暮らしてみて感じるのは、それが決して「我慢」ではないということ。
むしろ、無垢材ならではの“付き合い方”なんだなと思うようになりました。

小さな傷やへこみは、暮らしの中で自然に増えていくもの。
家具を動かした跡、子どもが遊んだ痕跡、うっかり落としたおもちゃのキズ…。
最初は気になっていたそれらも、いつの間にか床の表情に溶け込んで、「ああ、これも我が家らしさだな」と思えるようになります。

水をこぼしたら拭く。
汚れたら軽く掃除する。
それだけで十分で、特別なお手入れを頑張らなくても、無垢床はちゃんと応えてくれます。
手をかけすぎなくても、無理をしなくても、自然に心地よさが続いていく感覚です。

完璧を求めなくていい。
少しラフに、でも大切に使う。
そのくらいの距離感がちょうどいいのが、自然素材の魅力なのだと思います。

「きれいに保たなきゃ」と気を張るのではなく、
「一緒に歳を重ねていく」感覚で向き合える。

無垢材と暮らす中で、そんな肩の力が抜けた心地よさを、私はとても気に入っています。

まとめ|住み始めて8年。自然素材の家がくれたもの

8年住んで、あらためて感じているのは、
健康って「頑張って守るもの」ではなかったんだな、ということです。

以前は、体調を崩さないように気をつけたり、
湿気や乾燥をどうにかしようと対策したり、
どこかで「自分たちが頑張らないといけないもの」だと思っていました。

でも、この家で暮らしているうちに、その感覚が少しずつ変わっていったんです。

WB工法の家は、家そのものが呼吸してくれます。
壁の中を空気がゆっくり流れ、湿気やこもった空気を外へ逃がしてくれる。
だから室内の空気はいつも軽くて、
無理に整えようとしなくても、自然と心地よさが保たれています。

そのおかげで、人もラクでいられる。
深呼吸したくなる空気の中で、気づけば肩の力が抜けて、
「今日は調子がいいな」と思える日が増えていきました。

自然素材の家は、何かを強く主張するわけではありません。
目立つこともなく、音もなく、ただ静かに、確実に、
毎日の暮らしと健康を下支えしてくれる存在です。

そして、子どもと暮らす家だからこそ、
空気の質や、壁・床といった“当たり前に触れている素材”を大切にしてほしいと感じています。

素材はただの見た目のデザインではなく、
暮らしのベースをつくる大切なもの。
湿気を逃がし、化学物質を含まず、においもこもらない自然素材は、
子どもの健やかな成長をそっと支えてくれる存在です。

多少手間がかかる部分はあっても、
それ以上に、日々の快適さと安心感があります。

特別なことをしなくても、ちゃんと整っている。
その積み重ねが、家族の健康につながっている――
8年経った今、そう実感しています。

🏡ちょっと覗いてみませんか?

フォレストのモデルハウスで「空気の違い」を体感してみませんか?
ぜひご自身とご家族の体で感じてみてください。

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。

ちむでした。