こんにちは!

姫路でWB工法を採用した家づくりを行っている、WBHOUSE歴7年目のフォレストのちむです。

2024年もあとわずか。今年最後のブログとなりました。
この時期は大掃除、クリスマス、お年越しの準備などで忙しくされてる方も多いと思います。
一番気になるのが大掃除ですよね。

前回はシーリングファンのお手入れについてでしたが、今回は大掃除の中でも後回しにしがち、
かつ一番手ごわいレンジフードの掃除についてです。
レンジフードのお掃除は毎日使っている箇所なだけに避けては通れない箇所ですよね!

私は去年の大掃除は、時間に余裕のない中で無計画に手を付けてしまったばかりに、散々な大掃除に
なってしまったので、今回は余裕をもって早めに手をつけました。

今回も実際に掃除をしてみました。

~準備編~

まずは必要な道具をそろえます。

私が今回のレンジフードを掃除するにあたり用意したものです。

・洗剤(スプレータイプが便利)
・重曹
・使い古しの歯ブラシ(油ですぐにダメになるので多ければ多いほどよいです)
・ぼろ布(サイズアウトした服や古くなったタオルなどを使いやすい大きさに切って用意)
・ゴミ袋
・ゴム手袋(汚れたらすぐに取り替えられるように使い捨てがおススメ)
・フィルターを付け置きできるような浅くて広い容器
・バケツ

整流板→フィルター→シロッコの順で掃除をしていきます。

【1】整流板 お手入れしやすさ★★★

整流板とは、レンジフードの真下の金属の板のことです。

整流板があると、換気扇が調理中の煙やにおいを取り込み吸収する効率が大幅に上がります。

大きな板が手前についているので、一見換気扇の吸込み口をふさいで空気の流れを妨げているようにも見えますが、実はあえて空気の通り道を狭くすることで、空気の流れる勢いを加速させているのです。

ただ換気扇を回すだけより、油煙やにおいの吸引力がはるかに強力になります。
煙や匂いを効率よく吸い込むために必要な大切なパーツです。

実際にお掃除してみた~整流板~

整流板の外し方は機種によって異なりますが、一般的には左右のねじを緩めるか、
左右の留め具を動かすことで簡単に外れます。

家の場合は左右にあった留め具を押し込むと外れるタイプでした。
この留め具がすでに油でベタベタ。早くもこの時点で油汚れとの闘いの予感がします。
でも今回は時間に余裕あるから大丈夫!
外れた整流板が真下に落ちてこないようにしっかり手で支えながらゆっくりと外しましょう。
レンジフードを開ける瞬間が一番ドキドキします。想像以上に汚れているかも。ご覚悟を。

整流板の内側は想像していたような汚れはありませんでした。
うっすら油が付いているような状態で、金属がカーブしている箇所に油が溜まっている状態。
汚れは少ないですが大きいので扱いにくいです。
去年はシンクで洗ってみましたが、扱いづらいし大きいので回りが水でびしゃびしゃに。
今回はその経験を生かして拭き掃除にしました。
整流板を床に置いた状態でスプレータイプの洗剤をシュッシュ。
しばらく放置してしてから拭き取りました。これだけで十分に綺麗になります。

表と裏の拭き掃除であっという間にピカピカに!

  
    

【2】フィルター お手入れのしやすさ★★

レンジフードの整流板を外すとフィルターが出てきます。


フィルターにつける不織布のレンジフードカバーが市販されていますが、私はつけていないです。

本当に必要なのか?と疑問に思っているかたも多いと思います。

レンジフードカバーを設置することで、レンジフードの掃除頻度を減らせます また、虫の侵入対策にもなるため、キッチンの油汚れや住まいの虫問題に悩む方にはお勧めです。

私は取り替えが面倒なのでカバーはつけていませんでしたが、カバーをつけることでフィルターが汚れずに済むのなら来年から付けてみようかなと思っていますが、ズボラで清掃習慣がない方や、忙しい1人暮らしを送っている方はおすすめはできないです。

フィルターを交換しないで使用し続けることで火災につながってしまう可能性があるからです。

実際にお掃除してみた~フィルター編~

整流板を外すと、フィルターが2枚並んで設置されています。
こちらも下についているツメをずらすだけで簡単に取り外すことができます。

まずお湯で油を柔らかくしながら食器用の洗剤と歯ブラシを使ってゴシゴシしていきます。
油の汚れが強すぎて歯ブラシがすぐにダメになりますし、油がほとんど取れない・・
ゴシゴシこすってみてもただ油汚れを広げてるだけのような・・

重曹で漬け置きに作戦変更します。
フィルターは平たく薄いので、付け置きする場合はバケツよりも、浅くて広い形状のものがよいです。その時に思い付いたのが、100均などで買えるプラスチックの書類ケース。我が家に使っていないケースがあったので、入れてみたらサイズもぴったり!
二枚のフィルターを入れて重曹とお湯で漬け置き作戦。

しばらく放置してから歯ブラシでゴシゴシしてみましたが重曹効果もいまいちでした・・
お掃除には重曹やクエン酸を使って地球にやさしいお掃除を心掛けたいものですが、今回はかなり苦戦しそうなので、早めに「強力分解」の洗剤に切り替えました。

フィルターの表面に洗剤をスプレーして、キッチンペーパーでしっかり覆い、湿布状態に。
さらにお湯と洗剤を混ぜたもので漬け置き開始で15分程度放置しました。
ここまでするとかなり油汚れが落ちてきています。

あとはひたすら歯ブラシを使って細かい網目の中までゴシゴシしていきます。
新品のようにはいきませんが元の色が見えてくるまでかなり綺麗になりました!

【3】シロッコ お手入れのしやすさ★なし

シロッコとはドラム式の洗濯機のような形をしています。
シロッコファンは、前向きに反った比較的短めな羽根が多数付いていてあらゆる送風機に使えるファンです。レンジフードのほかにも、浴室乾燥機などにも使われています。

シロッコファンの外し方

機種により外し方が異なります。

ワンタッチ式:ファンの中心にあるボタンを押しながら、ゆっくりとシロッコファンを引き抜きます。

ねじ止め式:ベルマウスのナットを外し、ファンを押さえながら固定ネジを外します。ツマミをゆるむ方向(右方向)に回して取り出します。

シロッコファンを外す際は、油汚れが溜まっていると滑りやすいので、慎重に行いましょう。また、外したネジは無くさないようにわかりやすい場所にまとめておきましょう。

実際にお掃除してみた~シロッコ編~

シロッコファンを外します。
うちのファンはねじ止め式。まずナットを外しますが、これが全く動きません。
回す方向はナットに書いてあるので回す方向は間違えてないのですが、動かない!!
しかも見上げる姿勢がけっこうきつくて力が入らない上に油で固まっていて回らなくて数分かかりました。

私のようにシロッコファンが固着していて動かない場合は、ファンの固定ねじやファンボスをドライヤーなどで十分に温めることで固着した油が柔らかくなり抜きやすくなるそうです!

さて取り外せたシロッコを見てみると・・

パッと見は思っていたようなギトギト汚れはついていないのでほっとしたのもつかの間です。
グレーに見えていたのは、実はシロッコの元の色ではなくて、びっしりと綺麗に均一に張り付いているホコリと油でグレーに見えていただけ!

爪でカリっとしてみたら、元のシルバーの色が出てきました。
これは手ごわい予感・・

まずはバケツにお湯と重曹で漬け置きして油とほこりを浮かせます。
こすってみるものの、びっしりと張り付いている汚れには太刀打ちできず。
次は泡スプレーをまんべんなく吹きかけます。
シロッコの羽根は細長くて斜めに取りついています。しかもしかも間隔が狭いので、スプレーがうまく届きません。この複雑な形状に泣かされることに。

ここで一息コーヒータイム。
大掃除を早く片付けてしまいたい気持ちもありますが、シロッコの掃除が思ったより時間がかかる予感がしたので、ここで一気に走りだすと途中で力尽きる可能性大。まずは一休み。

泡スプレーをかけたあとは、若干油が分解されていてと突破口が見えた気がします。
油が分解されてる箇所から歯ブラシを使ってゴシゴシします。
先ほど述べたように、シロッコの羽根の間隔が狭いので、歯ブラシのヘッドが入りにくい!

子供用の歯ブラシを横にしてなんとかねじり込ませますがうまくブラシが動かせなかったり
また羽根が斜めになってるのでうまくブラシが羽根に当たりません。

しかも油が付いているので滑りにくい。

歯ブラシ以外のお手入れ方法としては、軍手を使うことです。道具を使うよりも自分の指を使ったほうがうまく汚れが取れそうな気がしますよね!
実際に軍手で試してみましたが、私の指では羽根の間に指が入らず断念。
指の細い方にお勧めの方法でした。

ここからはひたすらゴシゴシ作業です。一枚一枚、びっしりと並んでいる羽根をゴシゴシしていきます。シロッコの羽根の枚数は機種によって異なりますが、40~60枚です。
一枚一枚に油が張り付いています(しかも両面!)歯ブラシは動かしづらいし、すぐにダメになる。
時間がかかるうえに何十枚もある羽根・・
途中何度も「このくらいでいいっか」と諦めようとしたことか!
羽根を上下にゴシゴシするので、羽根の根本の汚れが寄ってしまいます。
油のついた汚れは水で流しても落ちてはくれず、羽根の根本に張り付いたまま。
羽根の油汚れは取れても、根本に寄った汚れがうまく取れません。
竹串や綿棒で掻き出したりしてみますが、なかなかうまく取れませんでした。
来年は何かいい方法発見できたらなと思ってます。



今回実際にお手入れをしてみて

お掃除がスムーズに進む3つのポイント

①道具

まずはなによりも道具をしっかりそろえることが大事だと思います。
「あれが欲しい」と思っても油の付いた手ではすぐに取りに行けませんし、手袋を外すのも手間がかかります。手の届くところに道具を全部そろえておくことが作業がスムーズにいくポイントです。

②すぐに捨てる

スポンジやぼろ布、歯ブラシはすぐに油まみれになります。そのまま使っていても油を伸ばしているだけになってしまい逆効果です。たっぷり量を用意して、使えなくなったらすぐに捨てましょう。
すぐに捨てられるようにゴミ袋も近くに置いておきましょう。

③余裕をもって取り掛かる

時間も気持ちも余裕をもってやりましょう。年末のあわただしい時に手をつけてしまうと、時間はないし、油は落ちないしで、ストレスになるだけの中途半端な掃除で終わってしまう可能性があります。
「掃除しなくきゃ」でなく「掃除してやろう」と思えるくらいに余裕があるときがお勧めです。

私は整流板→フィルター→シロッコと、外した順に掃除をしましたが、最後にシロッコの掃除はけっこうきつかったです。なので、まずは一番時間のかかるシロッコ→フィルター→整流板の順だと精神的にラクかもしれないです。

気になる汚れをスッキリ落としてよいお年越と新年を迎えたいですね。

今回も最後まで読んでくださってありがとうございました。

ちむでした。

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