ファミリークローゼット後悔談|洗濯動線と収納の“盲点”とは?
目次
こんにちは!
姫路でWB工法を採用した家づくりを行っている、WBHOUSE歴8年目のフォレストのちむです😺
今日はちょっと“後悔話”を。
家づくりにおいても、重要なポイントにもなる「収納」のこと。
中でも「ファミリークローゼット」は人気です。
私も打ち合わせのとき、「ファミリークローゼット」という言葉を聞いたことがありました。
そのときは正直、「各部屋にクローゼットがあるし、スペースも取るし、わざわざ作らなくても
いいんじゃない?と思っていたんです。
そして現在、実際に暮らし始めて8年が経ちますが、
今では声を大にして言いたい──
「ファミリークローゼット、作っておけばよかった!」
そう感じる場面が、日々の生活の中で何度も訪れるんです。
階段下が“洗濯物ステーション”になってしまう日常
我が家は大人2人と、小学生・中学生の子どもが2人。
毎日出る洗濯物の量といったら、なかなかのものです。
体操着や部活着、すぐにサイズアウトする服や、
女の子は成長するにつれ、洋服が増える増える・・・
毎日の洗濯物。
畳んだ服をそれぞれの部屋のクローゼットやタンスの中にしまう。
そこまでやっているお母さん、少なくとも私の周りにはいないです(笑)
私は、たたんだ洗濯物を階段の下にそれぞれ置くスタイルです。
一段目は息子の服、二段目は娘、三段目は主人。
みんなが二階に上がるタイミングで自分の分を持っていって片づける――という、
我が家の“階段システム”。
私はいつも、「上に上がるついでに持ってって〜!」と声をかける係です。
でも……
ずぼらな長男だけ、いつまでも動かない。
気づけば階段下には、彼の洗濯物の山が小さな丘に成長。
家族で「これはもうランドマークやな」と笑ってしまうほど😂
もちろん、持っていってあげてもいいんですが、
“自分のことは自分で”という家族ルールにのっとり、
イライラする気持ちをぐっと抑えながら、その丘を静かに見守っています。
丘がなくなるのが早いか、私がキレるのが早いか――
今日も静かな攻防が続いています(笑)。
一度たたんだ洗濯物が、再び家族の動線をふさぐ。
これが毎日の小さなストレスです。
そのたびに心の中でつぶやくんです。
――「ああ、ここにファミリークローゼットがあればなぁ」って。
「ここにあれば…!」と思った、理想の場所
我が家の洗面脱衣室は、洗濯機と物干しスペースが隣り合っています。
そこにもう一歩、収納空間を延ばせていたら──。
洗って、干して、たたんで、そのまま収納。
3歩で完結できる“黄金動線”ができていたはずなんです。
もしあのときファミリークローゼットをつくっていたら、
家族4人分の服を一か所で管理できて、
「これは誰の?」「まだ片づけてないよ!」の小競り合いも減っていたはず。
忙しい朝も、寝る前の片づけも、
あの一部屋があるだけで、きっとグッと楽になっていたでしょう。
今の私は、毎朝ランドマークの丘を見ながら「次建てるならここに!」と心にメモしています📝
衣替えが進まない、季節の“狭間”問題
もうひとつ、毎年やってくるプチ悩みが「衣替え」。
春と秋の“狭間シーズン”、気温が上がったり下がったりでなかなか進まない。
先日は少し涼しくなってきたので、しまっていた秋冬物を出しました。
けれど日中はまだ汗ばむほどの暑さ。
今のクローゼットは、夏服と冬服がぎゅうぎゅうに渋滞しています。
「早くしまってスッキリさせたいのに…」と、タンスの前でため息。
長袖と半袖が入り混じった引き出しを前に、
「この服、もう片づけていい?」「いや、また寒くなるかも…」
そんな会話が、ここ最近の我が家の定番です。
各部屋のクローゼットをひとつずつ開けて、
少しずつ服を入れ替える作業は、正直かなりの重労働。
終わったころには、もう汗だくになってしまいます💦
もしファミリークローゼットがあれば、
“一か所”で衣替えが完結。
ハンガーを動かすだけで季節が切り替わるし、
家族みんなの服が見渡せるから「同じ服持ってた!」なんて失敗も防げます。
「去年着てたあの服がない〜!」という“迷子服”も減りますよね。
何より、持っている服が一気に見渡せるって本当に気持ちいい。
一年を通してここに服がまとまっているだけで、
季節の変わり目のドタバタが、きっと嘘みたいに静かになる気がします🍂
「収納=スペース」じゃない。「動線設計」だったと気づいた
収納は“入れる場所”をつくることだと思っていたけれど、
実際に暮らしてみると、それだけでは足りませんでした。
大切なのは、「どこで使うか」から逆算した動線づくり。
洗う→干す→しまう→着る。
このサイクルを一筆書きで描ける家こそ、
ストレスのない暮らしにつながるんだと実感しています。
たとえば、ファミリークローゼットがなくても、
廊下の一角に共用ラックを置くなど、少しの工夫をいれることで
動線がスムーズになります。
最近では、洗濯室と収納を兼ねた“ランドリールーム型”の設計も人気ですね。
そしてフォレストの家づくりなら、WB工法の通気構造で
家全体が“呼吸する空気の流れ”を持っているから、
湿気がこもらず、衣類にもやさしい。
カビや生乾き臭の心配が少ないのは本当にありがたいです。
衣類も、空気も、自然の流れの中で整う――
そんな暮らし方が、私の理想に近づいてきています。

暮らしの中で学んだ「収納の正解は家族ごと」
「ファミリークローゼットを作ればよかった」と思う私ですが、
それは決して失敗ではなく、暮らしの中で見えてきた“我が家の答え”だと思っています。
家族の人数やライフスタイルによって、収納の正解は違う。
でもどんな家でも共通して言えるのは、
“動線の中に収納を組み込む”だけで、
驚くほど日々のストレスが減るということ。
子どもたちも成長し、服のサイズも好みも変わっていく。
だからこそ、家も呼吸するように、
変化に合わせて柔軟に対応できる収納を考えていきたい。
次に家を建てるなら、
あの階段下の“洗濯物ランドマーク”を笑い話にできるような、
家族みんなが自然に動ける収納設計にしたいなと思っています。
まとめ
ファミリークローゼットは、
「片づけの効率」だけでなく、「家族の会話」「心の余裕」まで変えてくれる存在。
住んでみて気づいたからこそ、次に活かしたい学びです🌿
フォレストの施工事例には、動線や収納を工夫したお家がたくさんあります。
「洗濯動線をラクにしたい」「家族全員で使える収納が見たい」
そんな方は、ぜひモデルハウスで体感してみてください😊
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
ちむでした。

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