漆喰と自然素材クロスで変わる空気の質とは
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こんにちは!
姫路でWB工法の家に住んで8年目になる、フォレストのちむです😺
冬になると、玄関を開けたときの「ひやっと感」を感じたことありませか?
外も寒いけど、家の中も冷たい空気・・エアコンをタイマーにセットしておけば
良かったぁと、思わず肩をすくめてしまう日がありますよね。
あの“底冷えする感じ”、イヤですよね。
でも、WBHOUSEに住みはじめてからというもの、
家に入った瞬間にふわっと包まれるようなやわらかい空気に、
「はぁ~あったかい…」
と、小さな声でつぶやいてしまうんです。
まるで体が勝手に反応してしまうような・・
家族も同じで、玄関を開けた瞬間、
「ただいま!……あったか〜い」
と、ほぼ無意識に言っていて、
それがまたちょっと微笑ましいんですよね。
特別なことではないのに、
毎日のこのちいさな“あったかい”の交換が、
なんだか我が家らしい冬の風景になっています。
その理由は、リビングと寝室に使っている 漆喰の壁、そしてその他の部屋で使っている コットンクロス(自然素材クロス) のおかげ。
今日はこの2つの自然素材を、8年間暮らしてきた私の体験を中心にご紹介します✨
漆喰の壁がくれる、“夏でもひんやり”というご褒美
手仕事の跡を見ると、職人さんの顔まで思い出す
漆喰の壁は、とても時間と手間をかけて仕上げられるもの。
我が家の漆喰壁も、職人さんがコテを使って一枚一枚丁寧に塗り重ねてくれました。
作業の様子を見せてもらったことがありますが、その熟練の動きは本当に見事で…。
無駄のないリズムでコテが動き、少しずつ表情が生まれていく様子に、つい時間を忘れて見入ってしまったほどです。
完成した漆喰の表面には、手仕事ならではの凹凸があり、光の角度で影の出方が変わります。
昼間の自然光、夕方のオレンジ色の光、夜の柔らかな照明——どれを受けても違う表情を見せてくれるので、眺めるたびに「やっぱりいいな」としみじみ感じます。
特に夜、照明を少し落としたリビングで壁を眺めていると、
この家をつくってくれた職人さんの姿がふっと頭に浮かび、なんだか心があたたかくなるんです。
“この家は、人の手で大切につくられたんだなぁ”。
そう実感できる瞬間が、毎日の暮らしを少し豊かにしてくれているように思います。
触れた瞬間ひんやり。湿気をスッと吸い込む心地よさ
漆喰は「湿気を吸ったり吐いたりする」素材。
この“呼吸する性質”のおかげで、夏でも壁がほんのりひんやりしてるんです。
入った瞬間の空気がどこか“軽い”。
ジメッとまとわりつく感じがなくて、深呼吸したくなる空気なんですよね。
特にWBHOUSEの「壁の中を空気が通る仕組み」と相性が良くて、
漆喰が吸った湿気をそのまま壁の通気層が外まで逃がしてくれるので、
“湿気を溜めない家 × 湿気を吸う壁”
という最強コンビができあがっている感じがします。

寝室での変化:空気が澄んでいると、眠りが深くなる
寝室を漆喰にして本当に良かったと思う瞬間があります。
それが、眠るときの静けさ。
我が家では、寝室の空気がとても澄んでいる気がして、以前より寝つきが良くなりました。
湿気が残らず、空気が軽いので、呼吸がすっと深くなるんです。
朝目覚めたときの「今日よく眠れたなぁ」という感覚は、漆喰のおかげが大きいと思っています。
夏の寝苦しい夜には、足の裏をそっと壁に触れさせることがあります。
漆喰のひんやりした感触がほどよく熱を取ってくれて、自然と眠りに入っていける気がするんです。
小さなことですが、私にとってはとても気持ちのいい瞬間です😊
この感覚は、ビニールクロスの部屋では感じられなかったもので、
漆喰ならではの“空気と触れ心地のやさしさ”を実感しています。
漆喰の正直ポイント:汚れは拭けない。でも放っておけば消える不思議
凹凸があるから拭き掃除は苦手です…
漆喰を検討中の方からよく聞かれるのが「汚れのお手入れ」。
正直に言うと、“拭き掃除はできません”。
我が家の漆喰も凹凸があるので、雑巾でゴシゴシは不可能。
漆喰壁のお手入れは、洗剤を使わず、汚れの気になる部分を消しゴムでこするか、霧吹きで水を吹きかけて湿らせた布で優しく拭くのがおススメ!
水拭きで落ちない汚れには、薄めた中性洗剤をつけた布で優しく叩く方法もありますが、洗剤の使用は漆喰を傷めてしまいそうなので、私はトライしたことはまだないんです・・
頑固な汚れが付いてしまった場合は、サンドペーパーで軽く削るのもアリだと思います!
少し扱いにくいところもありますがそれを差し引いても余る魅力があると感じています😊
でも、シミがいつの間にか薄くなる“自然治癒”がある
漆喰って、気づいたらシミが薄くなっていることがあるんです。
我が家ではちょっとした手跡や水はね跡が、数週間〜数ヶ月すると不思議と薄まっていきました。
放っておくと消えるシミ・・なんだか魔法みたいな話ですよね。
あれ?不思議だなぁと、調べてみると・・
漆喰には「自然治癒」のメカニズムがあることが分かりました。
漆喰壁には、空気中の二酸化炭素を取り込んで徐々に硬化する「再石灰化(炭酸化)」という特性があり、これにより微細な傷や軽度の汚れが目立たなくなることがあるそうです。
ちょっと難しい話になってしまいますが、とにかく漆喰の壁で、私たちには嬉しい化学反応が起きて
いたんですね!
これが、漆喰の“自然治癒力”。
汚れが付きやすい子育て世帯にはこのラフさがちょうどいいんです😊
コットンクロス(自然素材クロス)がつくる“やわらかい空気
漆喰とはまた少し違った魅力を感じるのが、
我が家のその他の部屋で使っている コットンクロス(自然素材クロス) です。
綿(コットン)でできた壁紙だからこそ、
空気がふわっとやわらかくなるような心地よさがあります。
とくに感じるのは、
部屋に入った瞬間の「軽い空気」。
漆喰の凛とした静けさというより、
「ほっとする・やさしい」空気感なんです。
湿気を吸って、空気が重くならない
コットンクロスは湿気をふわっと吸い込んでくれるので、
・梅雨のジメジメ
・冬の結露
・子ども部屋のムッとした空気
こういった“空気の重たさ”が出にくいのが魅力です。
我が家では、
朝の結露がほとんど出なくなったのは正直一番びっくりしたことです。
室内干しの洗濯物も生乾き臭がほとんど残らず、夜干した洗濯物は朝には乾いています。
この快適さは、壁が湿気を抱えこまないからこそ出来ることなんだと実感しています。
室内のにおいがこもりにくくなる
子どもが汗だくで帰ってきた日や、カレーや焼き肉など匂いが出る料理をつくっても
空気がずっと軽いまま。
においが壁に吸着しにくく、
しかもWBHOUSEの通気構造が“外へ外へ”運んでくれるので、
空気の入れ替わりがとても早いんです。
我が家には猫を3匹飼っていますが、気になるペット臭もありません。
同じように多頭飼いしている友人がきたときも
「全然匂いがしない!」と驚かれるほどです。
化学物質が少ない安心感
コットンクロスは化学物質がほとんど使われていないので、
子ども部屋や寝室に安心して使えるのも大きなポイント。
我が家の子どもは肌が弱めですが、
引っ越してから冬の乾燥によるかゆみがずいぶん減りました。
“湿気が抜けるのに乾燥しすぎない”
そんなバランスのよい空気に守られている感覚があります。
メンテナンスは“優しく”が基本
水拭きはNGですが、
普段のお手入れは軽い掃除機がけと消しゴムでOK。
自然素材らしい扱いで十分きれいを保てます。
コットンクロスは、暮らしを“やさしく整える壁”
部屋に光がやわらかく広がり、
生活していると自然と落ち着いた気持ちになっていく。
漆喰が「静けさ」をつくるなら、
コットンクロスは「やさしさ」をつくる存在。
我が家では、
子ども部屋・廊下・書斎など動きの多い場所に使っていますが、
この空気感がとても合っていて気に入っています。
自然素材クロスとの違い:どちらも空気を整える仲間だけど…
漆喰=凛とした空気、コットンクロス=やわらかい空気
自然素材クロス(コットンクロスなど)も湿気を調節してくれる素材。
ただ、暮らしてみると“空気の質”が少し違います。
我が家では、空間の用途や雰囲気に合わせて壁材を使い分けています。
落ち着いて過ごしたい場所には 漆喰。
寝室やリビングのように、ゆっくり呼吸を整えたい場所には、この静かな質感がとてもよく馴染みます。
一方で、やわらかい雰囲気にしたい場所には 布クロス(コットンクロス)を。
子ども部屋や廊下など、日常の動きが多く、あたたかさを感じたい空間には自然とフィットします。
もちろん、好みや優先したいポイントによって選び方はさまざまですが、
我が家にとってはこの組み合わせがしっくりきていて、住み始めてからずっと
「やっぱりこの選び方でよかったな」
と感じている部分です。
WBHOUSEだから活きる、漆喰×自然素材の底力
壁が呼吸し、家じゅうの空気がすっと整う
WBHOUSEは「壁の中にも空気の通り道」がある家。
湿気をこもらせず、空気を外へ外へと流してくれます。
だから、
- 漆喰の調湿力
- 布クロスの吸放湿
- WBHOUSEの通気構造
この3つが合わさると、家全体の空気がスーッと軽くなるんです。
帰宅して玄関を開けた瞬間に「あ、なんか気持ちいいな」と感じるのは、
この3つの組み合わせだからこそ出来ることなんだなと実感しています。
まとめ:手間より“心地よさ”がずっと大きい
漆喰にもコットンクロスにも、それぞれ弱点はあります。
漆喰は拭き掃除ができず、コットンクロスは水拭きに弱い──。
けれど、その小さな手間以上に、この2つの自然素材がくれる“空気の心地よさ”は暮らしに大きな変化をもたらしてくれます。
漆喰は、凛とした静けさと澄んだ空気をつくり、
コットンクロスは、軽やかでやさしい空気を保ち、湿気やにおいをため込まない。
とくにコットンクロスは、
湿気がこもらないから 結露やカビの悩みがなくなる、
化学物質をほとんど含まないから シックハウスの心配が少ない、
においがこもらないから 室内がいつも軽い空気になる──
そんな“暮らしの安心”を与えてくれる素材です。
どちらの素材も、WBHOUSEの「壁の中を空気が流れる仕組み」と相性が良く、
自然素材が本来もつ力をそのまま発揮してくれるのが大きな特徴。
漆喰の調湿性と静けさ
コットンクロスの透湿性と軽い空気
WBHOUSEの“呼吸する構造”
この3つが合わさることで、
「気づけば空気が整っている家」
が自然とできあがっていきます。
深呼吸がしやすくて、においもこもらず、家族が健やかに過ごせる空間。
手間より“心地よさ”がずっと大きく上回る──
それが、自然素材の壁とWBHOUSEの家の魅力だと感じています😊
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「空気が軽いってどういうこと?」
気になった方は、ぜひ一度のぞいてみてくださいね🌿
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
ちむでした。

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